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三吉ターン:ついにおねね様へ接触! 解せぬ姉弟の再会!

また日間に乗ることができました!

いつも本当に感謝しております。

ブクマ、ptありがとうございます、まだの方、ポチっとよろしくお願いします!








 三吉ターン、前回のあらすじ。


 おねね様へと接触を図ろうと夜、おねね様の部屋近くの庭へ忍び込んだ三吉と大谷平馬。

 眠い目をこすり、耐え忍んでいたところ、月明かりに照らされて何者かが塀から現れ、部屋から出てきたおねね様に近づく。

 塀から現れた人物に注視していると、なんと部屋から出てきたおねね様にそっくりな顔をしていた。

 おねね様が二人(?)いる目の前の現実に驚愕していた。








「これは一体どういうことだ……」

「平馬、僕、おねね様が二人いるなんて聞いてないよ?」

「俺も知らない。どちらかが偽物か、もしくは実は双子の姉妹がいたのか?」

「とにかく、情報がない。もう少し近づいてみる?」

「そうしよう」




 二人は物音を極力立てないように移動する。

 その間、おねね様たちから目を離してしまったので僕たちは彼女たちの様子に気付かなかった。


 部屋の目の前にある草陰に辿り着いて潜み、再び部屋の前にいる二人へ視線を向けると部屋の前に立っているおねね様は一人になっていた。

 それに気づいた時にはもう遅かった。




「ここでなにをしている?」




 塀から現れた方のおねね様が、僕たちの後ろに立っていたのだ。


 驚きすぎて咄嗟に何も言えなかったけれど、僕はとりあえず持っていた刀を地面に置いて両手を上げる。

 これで敵意がないことを伝える。




「おねね様、怪しいものではありません。挨拶が遅れましたこと、申し訳ございません。私は石田佐吉と申します。先日、秀吉様の小姓となりました」

「あら、新顔ですか。ん? そちらは大谷殿? ずいぶん新人さんと仲が良いのですね」

「ええ、我々は友人ですので」

「ふふ、新人と仲良くしてくれて嬉しいわ。でも、こんな時間に婚姻が住んでいる女性の部屋へ夜這いに来るのはいただけないわね」

「アハハ、おっしゃるとおり」




 おねね様の黒い微笑みの前に僕たちは言い訳することも許されなかった。

 僕たちは大人しくお縄につくことになった。








 僕らはあの後、手を縛られたままで二人のねね様に客間と思しき部屋へと通された。

 そこで少し待てと言われ、まずは塀から現れた方のおねね様が着替えて戻ってきた。

 次に、部屋から現れた方のおねね様が着替えて戻ってくる。

 そちらの片の戻ってきた姿を見て、僕たちは声をあげた。




「「やや姫!?」」




「ええ。ややです。その様子だと、全く気付いていなかったのね」

「あまりにそっくりだったものですから……」

「ねね姉上の化粧の腕前にかかれば人を騙すことは造作もないということね!」




 などと自慢しているが、自分の力ではないのにここまで誇れるのだからおめでたい人だな、と内心で思ったけど言葉にするのは辞めておいた。


 そこで平馬がなにか思い至ったのか、「ああ!」と声を上げる。




「やや姫が我々にとげとげしい態度であったのは、もしやおねね様に我々が邪な感情をもっていると思ったからでしょうか?」

「えっ、でも最初から警戒されてましたよね? 何度も行くうちに、というのであればそれも分かりますけど……」

「初めてお会いした時、直感が嫌なものを感じたのです。だから警戒しましたわ」

「やや、そういうことはちゃんと話しなさい。人となりを知るのも情報の内です」

「はい、姉上……」




 おねね様にピシャリと叱られてションボリと肩を落として落ち込むやや姫。

 彼女はただ姉に近寄る余計な虫を払おうとしていただけみたいなので、やっていることが決して悪いわけではないのに叱られてるの少し可哀想だなと思った。




「それで、あなたたちは何が狙いであのようなところにいたのですか?」

「……おねね様にお聞きしたいことがあります」

「申してください」

「えっと……」




 やや姫のいる前で聞くのは気が引けるので、苦い表情を浮かべてやや姫をチラッと見る。

 それに対してやや姫が不満そうな表情を浮かべた。

 おねね様も目を細める仕草をする。

 うう、女性陣の目線が怖い。




「俺もやや姫と共に出ます。それならいいでしょう?」

「大谷殿、あなたがいた理由は?」

「佐吉と同じです。俺に聞くより、佐吉に聞くのが早いでしょう」

「分かりました。やや、大谷殿と共に人払いを」

「――はい」




 不服そうではあるが、やや姫は平馬と共に部屋を出てくれた。

 意地でも居座るとか言われるかと思った。


 二人の足音が遠のき、部屋に静かな間が訪れる。

 おねね様がそれまで二人が出た扉を見つめていた目を、僕に向きなおす。




「それで、聞きたいこととは?」

「はい。もし勘違いであるなら忘れて欲しいのですが」




 僕はそこで歯切れ悪そうに言葉を止めてしまう。


 ほんとに言ってしまっていいものか。

 もしはずれだったら。


 迷いはある。

 しかしせっかくおねね様と会えたこのチャンス。

 しかも平馬がわざわざ二人きりになるように協力してくれたのだ。

 逃すわけにはいかない。




「おねね様は、逆行転生を信じますか!?」










 ――ああああああああああああああ!











 失敗した。





 転生者であるかどうかを聞きたかったのにそんな「あなたは神を信じますか?」みたいな宗教勧誘の人みたいなことを聞いてしまった。


 ほら!!

 おねね様もめっちゃ目を見開いているよ。


 うっ、気まずい……。

 返事してくる前にやっぱり今のなしでって撤回し




「あなた、三吉?」




 その問いは、それまでとは違った堂々たる口調ではなかった。

 だがその口調には聞き覚えがあった。


 なにより、呼ばれた名はどちらの “さきち” だろうか。


 恐る恐るその見知った人間の名前を口に出す。




「寧々子、姉さん?」




「嘘……さっき石田佐吉って言ってたよね!? てことは、石田三成なのお前!」




 ああ、これは紛れもなく姉さんだ。


 まさか同じ逆行転生者が実の姉だとは……。




「三吉が三成って……超、さきち、じゃん。転生してもさきちから抜けられないとか運命残酷(笑)」




 こちらを指さして、下品にゲラゲラ笑いだす姉。



 ああ、本物の姉だ。


さっきまでの威風堂々たる姿はどこに……。





 というか、姉も「寧々子」と「ねね」では、僕とあまり変わらないじゃないか。


 こんなに笑われてること、とても解せぬ。






姉を持つ弟なら分かると思うんです。


姉ってこんな感じの生き物じゃないですか?

家では、相手の揚げ足とってゲラゲラ笑う感じ。


我が家はこんな感じです。交互にやりがちですね。


次で終幕予定です!

その後の詳細は活動報告参照!簡単に言うと、続編でます!


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