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しーにゃん先輩のお誘い 前編


間試験が終わって放課後。試験の疲れを癒すために友達とゲーセンやショッピングに行く生徒や恋人とデートをしに行く生徒などがいる中で、俺はウキウキ気分で廊下をスキップしながら三年生の教室に向かっていた。というのも、帰宅準備をしている時に、しーにゃん先輩からお呼び出しがあったのだ。きっとこれは前に約束したデートのお誘いに違いない!てなわけで周囲のイタイ視線なんて気にならない(ちょっと強がってます)。階段をのぼり、【3-3】と記された教室まで相変わらずのウキウキステップで向かっていると、


「何してんだ?ケータ」


ちょうど、【3-3】の教室から、しーにゃん先輩が出てきて、首を傾げて尋ねてきた。俺は直ぐにウキウキステップをやめ、


「しーにゃん先輩からのお誘いにウキウキしてスキップしてました!」


バカ正直にありのままの事を答えた。その言葉に、廊下で談笑したり帰ろうとしていた三年生達が驚いた顔でこちらを見た気がするけど気にしないでおこう。今は有象無象なんてどうでもいい。


「それで、お誘いの内容は…もしかしなくても前に約束したデーtべぶぁら!?」


嬉しみ100%スマイルで尋ねかけた瞬間、言葉を遮るように、しーにゃん先輩の足が俺の頬を蹴り抜いた。不意打ちということもあり、受け身も取れず勢いの止まらない体が廊下の壁にめり込む。正直、壁を突き破る程じゃなくて安心している自分がいる。ここが突き破られると落下するのでシャレにならない。毎度のことだが、色んな人に蹴られ慣れてしまったので意識が飛ぶのも一瞬だし、体に支障が出ることもない。慣れというのは怖いなとつくつぐ思う。


「いたた…。な、何するんですか?しーにゃん先輩」


お顔真っ赤の可愛い可愛いしーにゃん先輩に抗議すると、


「だ、黙れ!お前は、ほん…と。こんな公衆の面前でなんてこと言おうとしてんだ!!」


お怒りMAXでめちゃくちゃ蹴られる。正直、しーにゃん先輩じゃなければ今頃、グーパンかましてる所である。と、そんなことはどうでも良くてだ。このままでは話が進まないので進行しなければ。


「と、とりあえず場所移動しませんか!? こ、ここだと目立ちますし!ね?」


蹴られつつも俺がそう提案すると、しーにゃん先輩は少し不服そうだったが、生徒達からの視線が集まっていることに気づき、渋々といった感じで頷く。


「それじゃ、行きmぐえ!?」


蹴りが止み、起き上がろうとしたら首根っこを掴まれた。いきなりのことで痛いです。


「さ、さっさと行くぞ!おら!」


「ちょ…首しま…しーにゃん先輩!?聞いてますか!?」


抗議するもそんなものは虚しく、尻を床に擦る&首締まりそうな状態で人気のない場所まで引きずられ始めた。





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