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負けられない馬鹿共の戦い②



棒倒しの準備を終えた2チームは各々別れて作戦会議を行っていた。


「さて、どうやってあの京治(バカ)の棒を再起不能にするかだが--いてっ!?」


俺を含め数人の男子連中と共に『京治棒へし折っちゃおう作戦☆』を考えていると後頭部を誰かに叩かれた。


「馬鹿男子達が馬鹿なこと考えてんじゃないわよ!」


そう言うのは、我がBチームの最強兵器、慈愛院 桜花こと『メスゴリラ』だ。そしてその背後に、爽やか笑顔の新とやる気ゼロのリィンがいる。


「いやいや、俺らは本気も本気だぜ?なぁ、みんな?」


「そうだ!そうだ!」


「メスゴリラはバナナ食っぶぉべぃ!?」


1人の馬鹿が桜花の拳でノックダウンした。その光景に俺達は即座に正座をして頭を下げた。さすがは最終兵器メスゴリラ。拳1つで1人ノックダウンさせやがった。まぁ、仲間なんですが…。どうしよう、一人減ったんだけど…


「・・・あ、あの!さ、作戦どうしますか?」


お怒りモードの桜花とお説教を土下座する俺達に1人の女の子が話しかけてきた。


「あァ、ごめんなさいね。この馬鹿男子達のせいで大事な作戦会議の時間を台無しにするところだったわ。ありがとね、乃夏(のか)ちゃん」


「う、ううん!こ、こっちこそ説教中に邪魔してごめんね」


乃夏ちゃんこと天使(てんし) 乃夏(のか)は、本物の天使だ。揶揄とかではない。天使族は背中から白い翼を生やしているのだが、普段は邪魔だからと消すことが出来る。その為、パッと見は人間に見えなくもないのだが、天使は神々しいオーラ、まぁ俺の言い方で言うと【神オーラ】なるものが発せられているため微かに輝いている。


「謝らなくていいのよ。あの馬鹿男子達は後で説教するつもりだもの」


「・・・あ、あはは。そ、そうなんだ」


まだ説教するんだァ、って表情を浮かべる乃夏ちゃん。


「そうそう作戦の話なんだけどね。僕に考えがあるんだけどいいかな?」


新が桜花に尋ねる。 その質問をダメだと言う人はいない。それほどに新の人望は凄いのだ。


「この作戦はそんな難しくない。寧ろ、単純。そしてこの作戦のキーとなるのは、ケータ君の驚異的な動体視力と対応力。頼めるかな?ケータ君」


「あーっと。俺がその作戦の鍵だとして、作戦の詳しい内容を教えてくれ。それを踏まえてやるかやらないかを考えたい」


「あぁ、それは今から話すよ」


新はそう言って作戦を説明し始めた。


「・・・ふむふむ。要するにBチームのヤツら、得に野郎共からヘイトが俺に向けられている事を逆手にとって桜花達が攻め込むって作戦か。・・・それって俺にかかる労力やば過ぎない?」


説明を聞き終えた俺は、マジかよと呟く。なんで俺だけそんな大仕事しなきゃいけないのだろうか…嫌なんだけど。だって、Bチームの野郎共の目が凄いヤバいもん。あれ、ヤル気と言うより殺る気満々の方があってるよ…。泣きたい。


「大丈夫だよ、ケータ君には僕とレヴィさんが護衛する。だから、安心してくれていいよ」


「うむ!次期魔王の我に任せるのだ!未来の伴侶よ!」


「いや、新には関しては安心しかないよ。でもさぁ、なんでよりにもよってこいつなの!? 嫌な未来しか見れねえよ!」


俺はそう叫ぶが、悲しいかな。蒼葉先生による作戦会議終了のホイッスルが鳴った。


「はい!それじゃあ並んで!並んで! 楽しい楽しい棒倒しの時間だよ!」


蒼葉先生のその言葉に俺達は向かい合うように並びそれを確認した先生は試合開始のホイッスルを鳴らした。


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