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彼と彼女の人生観  作者: 大江山道大
6/6

江夏千里2

しばらく運動してみたものの、ついに彼女は一向にジレンマからは抜け出すことはできなかった。


答えの出ることのない問、本来であれば哲学者にでも任せるべきものであろう。

その問は、問いかけるたびに重みを増し、彼女の心と体を押し付け、縛り付ける。

誰の助言も求めることはできず、また役に立ちはしないだろう。

彼女は孤独だった。


結局その日にその問を忘れたられたのは、ようやく眠りにつくことができた深夜2時のことであった。

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