表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

プロローグ

小説を書くのは初心者です。

文章がおかしい、誤字脱字などがあると思います。

それでも、暖かい眼で見てやって下さい…

幼い二人の住んでいる町の、南にある大きな森。



森にはいつも子供だけでは入るな、と大人から言われている。

けれど好奇心旺盛な二人はそれを守る子供ではない。




いつの日か、森に二人だけで入った。




鬱蒼と生い茂る木々。

どこか浮世離れしている雰囲気を持つ森の、獣道を二人で進んでいく。

歩き続け、そして獣道を抜ければ、いつしか寂れた館にたどり着いた。


幼い二人の大冒険で見つけたその館。

普通の民家の一階しかないぐらいの、本当に小さな英国風の館。

それだけでも、おとぎ話に夢を広げる幼い子供を楽しませるには十分だった。


薔薇の庭園もあって、不思議なことに花は生き生きと咲き誇っていた。

寂れた館を見る限り、10年以上は人が来たことは無いのだろうに。



一際美しく咲き誇る白薔薇は、幼い二人を歓迎しているようにも見えた。



誰も知らない、古びた小さな館とひっそりと咲き誇る薔薇の庭園。

そこが幼い二人の秘密の場所になるのは自然なことだった。







今日も幼い二人は白薔薇の前で約束を交わす。




「れんちゃん、ずっと一緒にいようね」

「うん、わたしはずっとあーくんのそばにいるよ」


指を絡ませ、顔を見合せながら笑う。


「「約束ね」」

声が重なって、また笑い合う。



幼い二人は『幸せ』の言葉すら知らなかったかもしれない。


けれど、今なら言える。

あのときは本当に幸せが満ち溢れていた。



幼いときの約束。

全てが輝いていた、あのときの事。

あなたは、まだ憶えていますか?




――――憶えてくれて、いますか?




読んで下さり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ