旅に出る
私は、猫がたくさん住むという島にGW+今まで溜まっていた分の有給を使って1週間滞在した。
GW、社長はお孫さんに会えると言ってとても機嫌がよかったから。というのもある。しかも、ラッキーな事に普段は扱いにくい編集長も旦那さんと「ワイハに行く~!」とか言っていて、すんなりと有給を許可してくれた。もう、この時点で私のつまらない人生の終止符は打たれていたのかもしれない。
その島には、定期船で行った。5月とあって少し風が顔に刺さるかな?と思ったけれど、島は南の方だったからとても気持ちのいい風だった。日本の海とは思えないほどの透き通った海に、山が見える!そして!私の好きな猫もいる!!自分にこのご褒美は、贅沢すぎるものだった。だから、改めてオフィスで缶詰めになっていて良かったと思えた。でも、猫好きなのに、猫アレルギーというね。この悲しい事実。触らなければ大丈夫だから、近くに行って猫と話をしたいなぁ。まぁ、私が一方的にしゃべるだけだけど。ワクワクした気分でフェリーを降りた。本当に、晴れてて良かった!!
船を降りたとたん猫がいっぱい!気持ち良さそうに日向ぼっこしてる。3年前初月給で買った一眼レフのカメラで“カシャカシャ”撮った。猫メインで背景をぼかしたり、漁師のおっちゃんが魚を上から落として猫にあげてる光景など・・・。もう、ほんっとに!初日から最高!!って思いながら旅館に行って休んだ。
2日目も、旅館の窓から、大浴場から、海を眺めながら、ゆっくり体の疲れを癒した。
3~5日目もそんな感じで、旅館の周辺をぶらぶらする程度だった。
あっ!でも、4日目船の下にいた猫を撮っていたらその船の持ち主の漁師のお兄さんが「あんだ、1人が?」と、訛った言葉で話しかけてきた。はい。1人です。と答えると、「明日、船で漁行ってみるべか?」と言ってくれたので、こんな貴重な体験は2度とないと思い、是非、お願いします!と私は答えて漁に一緒に行く事にした。
そして、5日目の朝、とっても眠かったけど船に乗ると眠気が一気に覚め、幸いなことに私は船酔いするタイプでは無かたらしく風を気持ちよく感じることができた。そして、船の上で、タコの足の踊り食い?(足がまだ動いていて、吸盤に口の中が吸われてるような感じのやつ)と、ウニ、アジの刺身をいただいた。
そのお礼に、お昼、うどんをおごった。そこで、改めて自己紹介をすると、同い年という事がわかった・・・。超~、童顔だ。佐久間 亮というらしい。何か、たまに見せる笑顔が少年の様な感じで超~、かわいい。「きゅん」ってくる。あっ!危ない危ない。恋しないって決めたんだった。もう、恋愛に振り回されるのは散々だ。等と思いながら話していき、アドレスを交換し、お勧めのスポット、自然がいっぱいで、癒される所に行きたい。と具体的にリクエストすると亮さんも細かく教えてくれた。