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虚業

作者: 熊ひげ
掲載日:2026/03/30

社会風刺

スレンダーで知的な雰囲気のブタ人間がいました。


最初は食料を増やす努力をしていたブタ人間でしたが、自給自足をするうちに太っていき、食欲が増して満足出来なくなっていきました。


どうすれば満足できるほどたべられるのか。


答えは単純です。他から奪えばいいのです。

でも争えばお腹も減るし怪我もする。


考えました。


他のブタ人間たちと少し得する物々交換をします。


食欲を我慢して少し続けていましたが、やっぱり満足できませんでした。


言葉巧みに取り分を多くするための約束ごとを増やしました。


相手のブタ人間たちはどんどん困窮していますが関係ありません。

争いが起こらないように言葉巧みに取り分を増やす約束ごとを増やしまくって食欲を満たしていましたが、そのうちに似たような事をするブタ人間が増えてきて平和的な取り分の奪いあいの様相です。


奪えるものが減っても関係ありません。約束ごとを増やして徹底的に奪うだけです。


そして奪うものがなくなれば他のブタ人間たちを約束ごとで縛って奪うだけ。


素直なブタ人間たちはたまったものではありませんが、気づいたときには約束ごとで奪うブタ人間が増えすぎていてどうすることも出来ない状況です。


餓死者が増えて、奪う資源が減ってきたときには、もう歯止めが利かなくなっていました。


食欲を満たすために、争ってでも奪うことに執着したブタ人間たちによってついに戦争がおこりました。


でも、彼らはわかっていません。


争いに勝っても、もう食欲を満たすものが無いってことを。


増やすことをしなかった彼らは、満たされることのない食欲を満たすために共食いを始め、やがて滅びましたとさ。

奪うための仕組みより、資源を増やしなさい。

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