第9回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園(9) 相良 凌
2 美園 初の闇探偵業(8)
翌日、昼近くに、西園寺は、三田沢と帝国電気本社近くの海浜公園で合流し、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕を目指して歩いた。
ジャズ喫茶〔マイルストーン〕は、西園寺が闇探偵として独立する前、探偵の助手として、女探偵にこの店を教えてもらった事は、すでに特命探偵・御木本麗子の第一巻で述べた。それから何度も、西園寺は、探偵の助手として、女探偵・御木本と、このジャズ喫茶〔マイルストーン〕を利用していている。
西園寺が、ジャズ喫茶〔マイルストーン〕扉を、開けると、
「カラン・カラン・・・」
と、ドアに付いた鐘が鳴り、
「いらっしゃい!」
と、ダンディーなマスターが応じる。
西園寺がマスターのいるカウンターに近づくと、マスターは、思い出したかのように言う。
「ひさしぶりだね?」
「はい! 長田さんは、来ていませんか?」
と、西園寺は、尋ねた。マスターは、手で女の居る方を指し、
「あちらの奥の、窓側の席に座ってらっしゃいます」
と、答えた。
西園寺と三田沢は、その方向に歩みだす。
二人は、そのテーブルに近づくと、西園寺が、きりだす。
「長田みやびさん、ですか?」
「はい、長田は私ですが・・・。あなたは、西園寺さんですか?」
長田は、西園寺を見ながら、確認しようと思って、聞いた。
「はい! 西園寺です」
と、西園寺が応じると、長田は、三田沢を手で指し、
「で、隣の方は?」
と、訊いた。西園寺が答える。
「電話で、話しました、孝道正賢さんの、同僚のフリーの記者です」
「どうも始めまして、三田沢貴継です」
三田沢は、長田に名乗った。
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探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)