第4回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
この作品の著作権は、相良 凌が保有しており、このサイトの利用者に、何らの権利も与えるものでは、ありません。(要するに、読むだけにして!ということです)
闇探偵 西園寺 美園(4) 相良 凌
2 美園 初の闇探偵業(3)
三田沢が、郁美に、お伺いを立てる。
「パソコンと書斎の引き出しの中、見せていただけませんか?」
「ここまで、見せたのだから、いいです・・・。但し、うちの主人に怒られるような、まねだけは、絶対にしないでくださいね・・・」
と、三田沢に釘を刺した郁美。
西園寺は、
「ありがとう御座います」
と、言って、書斎の椅子に座ると、書斎の机上にある、パソコンの電源を入れた。
西園寺は、パソコン画面が立ち上がると、デスクトップ画面から、〔雷鳥〕というメーリングソフトを開いた。そのソフトの受信ボックスを、三田沢と共に見る。
〔古い順に見る〕をクリックすると、次のような内容が、画面に映し出された。
* * *
〔件名:うちの会社の件について〕
〔差出人:長田みやび〕
〔本文:あなたに取材して頂きたい事があります。よろしくお願いします。〕
* * *
〔件名:指示書を送信しましたので確認お願いします〕
〔差出人:長田みやび〕
〔添付ファイル:削除済み〕
〔本文:指示書は、機密ですので、暗号化して保存してください。原本のコピーは、お渡しできます。〕
* * *
〔件名:現場の写真をお送りしました〕
〔差出人:長田みやび〕
〔添付ファイル:削除済み〕
〔本文:現場の写真をお送りしました。これも暗号化して保存してください〕
* * *
〔件名:指示を受けていた人のメールファイルです〕
〔差出人:長田みやび〕
〔添付ファイル:削除済み〕
〔本文:指示を受けていた人のやり取りをメールファイルの形で、送りましたので、これも暗号化して、保存してください〕
* * *
探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)