第2回
この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。
また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。
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闇探偵 西園寺 美園(2) 相良 凌
2 美園 初の闇探偵業(1)
翌日、午前。晴れ渡った都内の閑静な住宅街に、西園寺と、三田沢を見出す事が出来る。
二人は、一般的な、築30年は、経過しているであろう、二階建ての一軒家の前に着いた。表札には、漢字で〔孝道〕と、ある。
その表札の前に立っている40代後半位の男性は、三田沢だ。その隣に、立っている、身長165センチくらいの若い女性が、西園寺美園である。
三田沢が、インターホンを押す。
「ピンポン!」
と、なった後、インターホンから、
「どちらさまですか?」
と、50代くらいの女性の声がした。三田沢は、応じる。
「孝道さんの同僚で、記者の三田沢です! 孝道さんの事で、聞きたいことがありまして・・・」
「三田沢さんですね? 分かりました!」
と、インターホンから聞こえてから、寸時で、孝道宅のドアが開く。そして、50代ぐらいの女性が、そこから出てきた。
「三田沢さん! お久しぶりです! どうぞ、おあがり下さい!」
三田沢は、西園寺を手で、差して、
「この方も、もいいですか?」
と、50代位の女性に、お伺いを立てた。
彼女が、西園寺を指して聞く。
「そちらの方は?」
三田沢が西園寺を紹介する。
「私が、孝道さんを探すよう、依頼した、西園寺さんです。」
「西園寺美園です! 三田沢さんから、報道調査の依頼を受けました! よろしくお願いします」
と、西園寺は、笑顔で、50代位の女性に応じた。
50代位の女性は、西園寺に応じる。
「始めまして。孝道正賢の妻、郁美です」
孝道の妻、郁美は、笑顔が似合う西園寺の態度に好感を持ったようだ。
「どうぞ、おあがり下さい・・・」
と言って、郁美は、三田沢と、西園寺の二人を、自宅のリビングに案内した。
探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)