表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
ムシのしらせ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/193

カシラになったわけ


 付き合いの古いここの連中は、それに関して何も言わずに迎えてくれたが、ただ、口の悪いおランという女が、せっかくとった『徳』とやらを、存分に発揮しろ、と、本人に何の了解も得ずに、色街の『男衆おとこしゅ』をあつめた『用心組ようじんぐみ』をつくり、そのかしらにトクジを据えてしまった。



 元々、それぞれの店には、用心棒と力仕事をうけもつ『男衆』とよばれる男たちが詰めている。


 この街にトクジがすみついたのにはいろいろな理由わけがあるのだが、そのきっかけとなったのは、その日遊んでいた店で、将軍付の軍人がおこした騒ぎを、あっと言う間に片付けたという出来事だ。


 トクジの腕をみこんだ店の女主人がすぐに口説き、店の『男衆』として、ひきいれたのだ。



 だが当然ながら、腕はたつが昼寝が大好きという男を、店に元からいた他の男たちは快くは迎えなかった。




 数日あとの夜中には、トクジの寝起きする部屋で、『大蛇』が出たという騒ぎがおこった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ