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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
ようやく会えた

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どの女にも


「っと、そんな殺気ばしるなって」


「コウド、てめえ、シュンカの『力』の話し、もらしてんのか!?」



「まさか!おれがするわけなかろう? ―― シュンカの『力』のほんとの話しを、知っているのはここじゃ、おれたちだけのはずだったんだが・・・」


 コウドが庭をみやり、トクさん《境》を張ったのか?と確認した。

 うなずく男を、やはり気の付く男はちがうわな、とほめてから、「女が寄ってくるわけだ」と付け足す。


「 ―― あんたは、どの店のどの女にも優しいから、女どもが勘違いするのだ」



「はあ?いまさら何言ってやがんだ?」


 トクジはコウドとシュンカの間にどすりと座り込む。


 いまはもう、どの店の女とも馴染みにならないのは、誰もが知っている。


 いちおう『坊主』なので種は残せないし、残そうとも思わない。

 入り浸るのは店主の年増の女のところだ。




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