表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
やりすぎの女

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/193

芸がねえ化け方

申し訳ございません。《テング》については、『鬼哭』をひろい読みしてください。。。



 女は、あわてて膝をつく男たちを満足そうにみまわし、最後に椅子に座ったままの男に目をとめ、にやにやとわらいながらあゆみよった。



「 ―― 死にぞこないのクソガキが、変わらずにつれないのは、我慢してやるか。 ―― のお、スザク、あの、『子ども』は、どうしておる? そろそろ、われに差し出しても、よかろうが?」




 にんまりと舌なめずりでもしそうな女へ、鼻をならした男がうんざりと言う。


「てめえの化けかたは『はね』いがい、元の形と変わってねえじゃねえか。 そのへんの妖物のほうが、よっぽど姿を変えられるぜ。 テングってのは、芸がねえなあ」



 ドウアンが、スザク!と、とがめるよりも先に、女が指で弾いてとばしたものが、スザクの額に、めり込んだ。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ