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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
還る

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かえれるところ

ここで終わりです。

不快な場面や表現も多かったとおもいますが、目をとめてくださり、ありがとうございました!


「 『助けてくれ』って言葉を知らなかったのか、・・・それともほんとうに、シュンカと《ショウトク》がいっしょに遊べば、どうにかなると思ってたのかは、わかんねえが、・・・『アソボウ』としか、言えなかったんだろうな」



 トクジやテングが聞いた『アソボー』も、実際には、『タスケテ』だったのかもしれない。




 ぐずぐずと音がして目をむけると、コウドが信じられないほどのいきおいで涙を流し、震えている。

 なんだかわからないが、己のうかつさを悔いるようなことを口にしだしたので、面倒になったトクジは、他の男衆を大声で呼びあつめ、そのままにぎやかな酒盛りをはじめた。


 男たちの馬鹿げた騒ぎ声で満たされた部屋の縁側の隅に、真っ先に酔いつぶれたコウドを転がす。




 ふいに、りりり、とムシが鳴く。


 しばらく耳をすまし、続く『声』がないのを確認して言った。




「 ―― あとはもう、寒くなる一方だ。 おめえも早く、かえれるところに、戻っとけよ」

 







      ああ    


          ならば  

                また





                 ―――― あの景色の ある場所に








おつきあいくださった方、目をとめてくださったかた、ありがとうございました!

ちょっとだけ、時期があう話だったかもしれません。。。そこだけよかったと思いました。。。

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