表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
迎えくる

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

183/193

やめておけ


 ショウトクの立つ蛙の背が、ぬらぬらと毒液で照りかえっている。


 あいつよく平気だな、と赤くなった肌をきにするセイテツの言葉の途中で、またしてもその背から毒が噴出され、今度は雨のように降り続く。

 

 だが、ひとりだけ、痛みを感じないかのように、ひどく迷惑そうな顔をしている男が言った。




   「おい、もういいかげんやめておけ」


 スザクはさきほどから刀の柄をにぎったままだが、抜こうとはしない。




「 どうした? スザク殿、なぜ刀を抜かない? おれと術で戦いたいのか?」


 挑発するように経をつづり、ショウトクはわらう。




「 ―― さっきからよ、」


 スザクは顔を振ってから、空をつかむしぐさをした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ