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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
迎えくる

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とりかえる

残虐な表現あり。ご注意を


「 まてよ。 だって、『人体』は、痛みをとめて・・・まさか・・」



「 高山たかやまでの修行は、無駄ではなかったわ。 痛みをとめて、体の『仕組み』をととのえるのを、もうすこし《術》を大きくしてチゴどもで試してみたんだがなあ、 ―― 《生きた》者へ《死んだ》者からとった手や脚や内臓をつけても、《清水》のおかげか、どうにか仕組みがととのうらしい。  それを、あの子どもでやれば、間違いなくあの『気』の量で、にいやの体は、すぐにととのう。 ムシになって触れただけで、嘘のように身体が治るんじゃ。 ―― それならば、《ギョウトク》のからだの悪い部分を、すべてあの子どものものと、とりかえれば、 かならず兄やはカタチも人になり助かる! 」



「なに言ってやがるっ!!」


 油断していたトクジに《ショウトク》が気をためて結んでおいた《印》がとばされた。



 脇腹に激しい痛みがはしり、裂けた着物に血がにじむ。


 とたんに、シュンカの悲鳴のような『気』があふれた。




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