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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
迎えくる

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大堀の騒ぎ

申し訳ございません。《大堀》にかんしては、『みつる 』をひろい読みしてみてください。。。



「 ―― ほお、シュンカの相手は御坊か?」



 もどった辻には、トクジよりも大柄な男が、赤黒い血染めの着物に懐手で立ち、なるほどたしかに頬に傷跡がある、とうすくわらった。



「てめえか。 《大堀》に、おかしな《術》かけやがったのは」



「『おおぼり』? ああ、あの、よどみのひどい、どぶ沼か? 女たちの『念』がたまりすぎておったんでなあ。 ちょうど、おもしろい拾い物をしたついでに、それをまいてみたんだわ。 餌とおもうた魚が、うまいぐあいに《術》ごと、それを飲み込んで、おもしろい騒ぎになったわ」




「おもしろくもねえが、たいそういろんな術を会得してるんだな」


 かちかちと鳴りだす刀を落ち着かせるように撫でて言う。





「 そのために、高山たかやまには世話になったからな。最後にも、礼をこめて挨拶してきたわ。 ―― ああ、残念ながら、スザク殿には会えなかったがなあ」



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