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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
迎えくる

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171/193

似てるから



   「 だって!ひとりで、いかないでっ!!」


 ばちん!とまたしても弾かれたシュンカの手を、トクジが囲いへ手をいれて、ぎゅうとつかむ。



「 ―― だいじょぶさ。  シュンカ、おれは、 ―― おめえの親父さんとちがって、臆病だからよ。 だめだってなったら、さっさと逃げる」


「 ――― あ 」


 何かを言おうとしたのに、微笑んだ男の顔をみていると、何も出てこなかった。





 ゆっくりと手は離され、トクジは白い光の中へのまれて消えた。


 コウドがやさしくシュンカの肩をひきよせてつぶやいた。



「 ―― おれも、はじめて会ったときに思ったよ。 トクさんは、リョウゲツ殿とどこか似てるって。 ―― 大丈夫。 絶対にだいじょうぶだ 」

  






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