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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
コウモリ

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158/193

※※ ― 《それら》 ―



 

    ――― ※※※ ―――




 

 ショウトクが坊主になってからギョウトクにふれると、今までにないものが、ギョウトクの中にはいりこんでくるようになった。



 人は、それらを、 《恐れ》 《悲しみ》 《怒り》 《妬み》 などと呼ぶが、 ―― ギョウトクには、わからない。




 ただ、からだにはいった《それら》を、どうすればいいのかが、わからなかった。




 《それら》が増えると、体の痛みが増すのだが、ショウトクには、言えないような気がした。




  弟のショウトクはやさしい。


 ギョウトクと出会ってから、ずっとずっと、ギョウトクのことだけを考えてきてくれた。




 そのむかし、 あつくてけぶい 中に来てくれた弟は、ずっとずっと歩いて着いた、このススキ野原が二人の『里』になるのだと教えてくれた。



 そこには、ばあさまはいなくって、しらない女たちが、幾度も入れ替わってあらわれた。






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