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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
冬がくる

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150/193

※※ ― 名はシュンカ ―



  きれい こども



「こども?こどもがきったのか?」



  ちがう  こどものちかく  おとこ



「そうか。・・兄や、もう、そっちには行かんほうがええじゃろ。妖物になど間違えでもされたら、さわぎになる。その子どもの父親が坊主だったり神官だったら、おれのこともわかるかもしれんし」



  こども   しゅんか



「なに?」



  なまえ   シュンカ   きれい



 ギョウトクが、一本だけのびた指を動かした。



「・・・兄や、指を、これだけ動かせるのか?」


 さわった指が、くるりとショウトクに巻きついた。



「ほんとうか!?おお、よう動く。 ―― 痛くもないのか?」



   いたくない  シュンカ  きれい



「まさか・・・その子どもの『気』で治ったとか、いわんじゃろ?」



   なおった  いたくない  



「・・・・ほんとうか?」

『徳』をとった自分の《術》も『気』も、ここまで癒してやることはできない。




   いたくない  シュンカ  きれい



「―― ああ、そりゃすごい子だ。 名を、シュンカというのだな?」

 

   



     見つければきっと、すべてをなおせるだろう






    ――― ※※※ ―――



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