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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
冬がくる

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145/193

そうか、そうか


「・・・嘘をつくな。 《ギョウトク》は、おまんのような大きさじゃない」



「 ―― 女、なんで知ってる?」



「 ばあさまにきいた。 ―― あんた、・・・・・ショウトクなんじゃないか?」



 すると、男が大きな声で笑い、そうかそうか、と息をつき、しばしの間のあと、こう切り出した。



「 ―― 女、『ギョウトク』の世話をしてくれぬか? 口の堅いのが、なかなかみつからなくてなあ」



 そうして連れてこられたのは、背丈の高い草がさわぐ中にある小屋だった。






「 ―― あんた、《ギョウトク》のこと、 いや、坊主のほうだが、・・・あの男が、こわくはないのか?」


 コウドの問いに微笑んだ女は、こわいです、としずかに微笑む。


「ときどき、血みたいな嫌な匂いをさせたまま来るし、気配が、人じゃないように感じる時もあるし・・・」




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