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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
※ギョウトクとショウトク※

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130/193

なにをいってる?

争い場面はじまり。ごちゅういを


 そのまま、つかんでいた袖をおもいきり横に引いて、娘をひきはがす。



「なにする!気色わりィ!」


 口をぬぐって叫べば、むこうに倒れた娘は、やぶれた袖をみて泣きそうな顔になり、いきなり怒鳴った。



「なんじゃ!女に恥かかせておいて、着物までやぶるなんて!あんたの父さんにいいつけちゃる!」




    ――― こいつは、なにをいってるんだ?



 ショウトクは、ほんとうにわけがわからなかった。


 一方的におかしなことを仕掛けたのは、むこうだ。



「 あんたは頭もいいから偉い人になる、ってみんな言っちょるけど、こんな子どもだとは思わんかったわ! いっつもこんな蔵はいっとるから、よっぽどひとりでヤリよってるかと思うとったのに、まったく相手にもならんわ!!」


 意味はわからないが、馬鹿にされているのはわかる。



 ただ、ここから早く出たかった。





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