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おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
※ギョウトクとショウトク※

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117/193

まだ広そう


 ところが、食べ物をおいてありそうな場所など、よく考えればここにはない。


 今まで、さんざんうろついて、棚をかたはしから探っていたので、わかっている。



 しばらく考えたショウトクは、蔵の外へ出て、もう一度中へ入った。




 梯子をのぼった二階は、外からみると、まだ、《広そう》だ。




 そう思ったので、二階へ行って、その空間を調べまわった。



  むしろが敷かれて、樽や桶がおかれるそこには、書物はほとんどないのであまりこない。


 奥にいくほど箱が積みあがり、中に入った膳や皿やさかずきなどは、年に一度、出すか出さぬかのものばかりだった。



 一番奥の壁には、こわれた荷車がたてかけられている。



 さすがにこれは動かせぬと思ってそっとさわると、荷をのせる部分の板ががたんとはずれて、その奥に、暗い穴があった。



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