表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おとぎばなし ― 蟲 共に 還りし あの ―  作者: ぽすしち
ムシがわく

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

100/193

死肉くう蟲

残虐描写あり。ご注意を。


「 ああ、気色わりィ。 こりゃ、死肉を喰いにくる蟲だな。 だが、こんなにたくさんくっついてるのはみたこともねえなあ」と蟲の死骸をトクジへ放った。



 拾ってただのムシだと確かめた男は頬の傷をかき、言った。


「 ―― せめて、死んでから喰われたんなら、まだいいがなあ・・・」



 最後に男衆が声をかけたのは、今日の朝だという。

 そのときは、たしかにヤマメの声で、『あたしはここがいいのさ』と、部屋から出るのを、断った。



「 ―― それからぽっくりいったとしても、おかしい。 あの蟲は、肉の腐った匂いに集まるはずだ」


 女の骸を男衆とトクジたちで焼いて弔ったあとにコウドが言った。


 そんなことはわかってる、とトクジは懐手で傷をかく。

 


 ヤマメの店の主人には『血を吐く病が急にひどくなって亡くなった』と伝えることにした。

 

 『離れ』の他の女たちにも同じ理由を告げ、あの部屋には近づかないように伝え、そこを後にしようとすると、柱の陰から、ここで養生してる一人の女が手招いた。




申し訳ございません。ひゃくこえてつづきます。。。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ