表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

《8.妹の正体》

「兄さんは…」


「なぁに、アッゾ?」


居間でゴロゴロしていると妹が話しかけてきた。


少しおそるおそるといった感じに。


「聞かないんですね」


「何を?」


日々いろいろ質問しているつもりだけど。


妹のことを知りたいから。


「〝私〟が〝何〟であるか」


…〝何であるか〟ね。


そんなの。


「アッゾは俺の妹でしょ?」


当たり前だけど。


それ以上に何が必要なのか。


「ええ、それはそうなんですけど。…兄さん私に興味ないんですか?」


「おいでアッゾ」


手を広げて招くと妹は腕の中にすっぽりと納まった。


妹は軽い。


「俺がアッゾに興味ない訳ないでしょ」


大事な妹なんだから。


「………」


腕の中でもぞもぞと(うごめ)く妹。


「話したくなかったら話さなくてもいいよ。話したくなったら話して。どんな話でもいくらでも聴くから」


そういうと妹は大人しくなった。


「私、兄さんに出会えて本当に良かったです」


「俺の方こそ」


妹…、〝アッゾ・グタンタ〟に出会えて幸せだ。


「…近いうちに話しますね」


「うん、ゆっくり待ってる」


腕の中の妹の頭を撫でると、こちらを見上げて嬉しそうに笑った。

[登場妹紹介その3]

Azアッゾ・グタンタ

年齢:×××才 (人間年齢換算で15才程度、精神年齢はもっと下)

性格:冷酷、野心家、甘えん坊、寂しがり

趣味:謀略、お洒落

容姿:ゴスロリっぽいフリフリの服(手足の隠れるドレス)、黒髪お目目ぱっちり少女

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ