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《10.異世界から来た妹》

「…という訳で私は家族が欲しくて異世界からやってきた魔物で、さっきの傷は勇者にやられました」


「また勇者が襲ってきたりは?」


心配でしょうがないんだが。


「私が静かに暮らしているうちはないでしょう。…心配をかけて本当にすみません」


「アッゾが無事ならなんでもいいよ」


そういってアッゾを抱き寄せる。


「人を襲わずこの世界で牛や豚や鳥の肉だけ食べててもなんとか生きてはいけます」


「本当に?」


再生しきっていない下半身の触手が痛々しい。


「人を襲わなければそれなりに寿命は縮むでしょうが…」


「寿命が縮む、って…。あと、どれくらい生きられそう?」


兄より先に死なないで欲しい。


「…あと80年くらいは生きれると思います」


「…妹って何歳?」


妹はちろっ、と舌を出した。


「内緒です」

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