第1話
更新するかは未定です。
風邪で頭がおかしくなった人が書いているので、おかしな点が多いかも知れません。
生暖かい目で見てください。
この世界に魔王が現れた後、俺は『世界の頂上』と呼ばれ、何処までも続くと言われた塔型ダンジョンで修行を始めた。
最初のうちは順調だったが、塔を登るにつれて出てくる魔物の強さが上がっていった。
50階層のボスで一度撤退してそこからは慢心しないように出来るだけ自分のレベルを上げながら登って行った。
時間はかかったが、不老を手に入れた俺の体は老いる事が無かった。
塔に登る理由が魔王を倒す為の修行から、塔の頂上に行くに変わったのは100階層辺りからだった。
途中何度も挫折しかけた。
本当に終わりはあるのか?
そう思いながらも、登り続けた。
そして5000階層。
ついに塔の頂上に着いた。
頂上と分かった理由はそこが宇宙だったからだ。
宇宙なのだが、息もでき、重力もある。
そして、塔の頂上に居たのは『神』だった。
この日俺は終わりのないと言われた塔を登り切り、神と合間見えた。
そして、完膚無きまでに負けた。
だが神に認められた。
ここまで来たのはお前が初めてだとの事。
神から死生の大鎌と神が長い年月を費やして織り上げた金と白のローブを貰った。
それを受け取った時、俺は当初の目的を思い出した。
(そういや、世界救う為に修行してたんだった。)
ローブを着て死生の大鎌を背負っていざ塔を降りようとすると、神に呼び止められた。
どうやら、塔の下層まで送ってくれるらしい。
それとスクロールもくれた。
またここに来たくなったら使えとの事だ。
神が魔法を使うと、俺の視界は一瞬で切り替わった。
そこは、99年と11ヶ月程前にみた第10階層だった。
俺は下の階層へと続く階段へと向かった。
魔物達は俺を見るなり、一目散に逃げて行った。
おかしいな、このダンジョンの敵は相手が格上でも逃げる事は無かったはずだ。
まあ、絡まれても面倒なだけだし、別に良いか。
そんなこんなで、第一階層までたどり着いた。
ダンジョンポータルと呼ばれるダンジョンの外と繋がる唯一の魔法陣を起動させて外へ出る。
さあ魔王、その首洗って待ってろ!
ダンジョンから出た先に広がっていた光景は……
荒廃した大地と黒い空だった。
世界の頂上の周りは本来、町が栄えていて、その周りには森もあったはずだ。
だが、そこにあったのはただただ荒廃した大地だった。
「どうしてだよーー!!!」
俺の心の底からの叫びは誰に聞こえる事も無かった。