【職業神見習い】
「オォ神よ!誰と話されておられるのですか?」
「五月蝿いですよ?少し黙りなさい!」
「神よ」
ドゥさんが説明してくれた内容はこうだ。
【職業神】
メリット
・転職を行なってもスキル、ステータスに制限がかからない。
・あらゆる職業に職業神の神殿や転職屋を使わずに転職ができる。
・LV.Maxで転職するといいことがあるかも。
デメリット
・職業ごとにレベルアップ条件が違う。
(普通はシンプルに魔物等を倒し経験値を入れ
る。)
・仕事紹介所、転職屋が利用できない
仕事紹介所が使えないのは困るだろうけど【 】のままでも同じなのでこの際気にしない様にする。
「ドゥさん。私を【職業神】の【見習い】にして下さい。」
「それじゃ、決まりね。【職業神】に新たに成人となるこの娘を我が【見習い】にする!」
激しい光がユーナを包み込んだ。
「どうなったんだ?」
と心配そうに両親が聞いた。
「鑑定結果を書きますね。」
とドゥさんが笑顔で答えた。
【神官】は、神の奇跡だ!と叫んでいる・・・。
仕事して下さい・・・と言うより、もう帰ってください。
鑑定結果
名前:ユーナ・N・オーエン
性別:女
年齢:16
職業:【職業神見習い】/【 】
(レベルアップ条件:他の職を極める/????)
職歴:なし
レベル:1/1
ステータス
(現在値+スキル補正)×(職業補正)
HP28/28(28+0)
MP26 /26(26+0)
攻撃力26(26+0)
防御力26(26+0)
素早さ26(26+0)
魔力26(26+0)
魔法耐性
0%
スキル
アンチエイジ
・歳を取りにくくなる
ジョブチェンジ
・転職が行える
固有スキル
ダブルワーク
・2つの職に就ける。
「ユーナちゃん、ごめん。固有スキルが起きた。そのせいで【】が残っちゃった・・・。」
と僕に伝えた。
「・・・」
結果が記されている紙渡された両親絶句している。
娘が連れてきた旅人が女神だったから。
そして娘が神に弟子入りしたのだから。
そして娘には固有スキルなるものがあるのも見えている。
【神官】は
「私は神と出会い、新たなる神候補の誕生に立ち会えた!イィーーヤフォーー!」
・・・ほっとこう。関わらない方が良い。
「【見習い】になったって事は女神様と旅に出るんだな?」
「ユーナ・・・。」
「そのつもりです。お父様・・・、泣かないでください、お母様・・・。」
「あ、感動の所悪いけど、【職業神見習い】はレベルアップ速度は遅いけど・・・アレ?私の時と条件が違う。私の時より若干厳しくなってるけどこれなら旅に出なくても大丈夫よ。」
じゃあ・・・まずは【】を変えよう!
「だからって【農民】はダメよ。ユーナ?」
さっきまで泣いていたお母様は笑いながら怒っているようだった。
【神官】
「こうしてる場合ではない。聖都ワーカーに連絡しなくては!我が主がこの地に舞い降り後継候補を指名したと!オーエン氏。失礼する。」
と言って出て行ったが、この言葉を聞いているものはいなかった。