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A shadowy hope  作者: 琴音
3/6

私は彼と何度かやり取りをした。

内容はなんとも卑猥であって、今の若い子はこんな事を平気で言ってくるのかと私は驚いてしまった。


年下のくせに呼び捨てで呼んだり、タメ口だったり

敬語を知らないのかと思いつつも、今までに関わったことのない彼に興味が湧いていた。


直接会う事も自然な流れで決まっていった。

私は当日、フワフワとした気持ちで彼の元へと向かったのだ。


駅のホームで集合する事になった。


「あい?」

ずっと前から知っている人みたいに彼は会話を始めた。

「待たせてごめんな、何かおごるわ」

「あっ、だ、大丈夫ですよ」

なぜか敬語になる。

思ってたよりも背が高く少し低めな声。

最初の印象は少しチャラ男かと思った。

「このままホテル行くけど、いいよね?」

彼の口調は言葉とは裏腹にのんびりとした感じだ。

「うん」

たった一言呟いた。


私はどこか他人事のように自分の行動を見ているような感覚だった。


部屋に入ると彼はテレビを付け

ベッドに横になった。


私はイスに腰掛け、どうしたらいいのか考えていると

「あいもこっちにおいでよ」

私は彼の横に横たわる。

「たくま君はこういう事よくするの?」

「うーん、そんなに」

そう言って彼は私の事を抱きしめた。

「待って、恥ずかしい」

私はふと旦那の顔が浮かんだ。

そして、やはりどこか他人事の様にこれからするんだって考える。

「シャワー浴びたい」

「浴びてきたんでしょ?俺も浴びたから後で浴びればいいよ」

彼は私の上に馬乗りになった。

「キスする?」

そう言うと彼の顔が近づいて唇が重なった。

柔らかい唇が角度を変え何度も重なる。

女に慣れているのか、キスも上手だ。

「私とできるの?」

唇が離れた時にとっさに出た。

「なんで?俺興奮してるよ」

たくま君は私の服を脱がせ、またキスをした。

「あい、もっと舌出して」

なんて事を言うんだって心の中で思いつつも言われた通りに舌を出す。

旦那とのセックスはこんな風に言葉を交わす事もあまり無い

淡々としている。

久しぶりにこんなにドキドキするセックスをした。

握る手も大きく、力強い。

私はどんどん彼に落ちていった。

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