取りあえず、今俺の好きな女の子がどのタイミングで俺の事を好きになるか試してみるか?
取りあえず、今俺の好きな女の子がどのタイミングで
俺の事を好きになるか試してみるか?
よく女子は? ”運命とか奇跡とか信じている!”
だったら俺はそれを利用して、今俺の好きな女の子に俺を
好きにさせる計画を試みることにした。
先ずは、”運命的な出会い”を計算して、どのタイミングで俺は彼女と
出会うか悩んでいたんだ。
俺の計画では? ”彼女が営業の仕事している時に、俺が彼女にワザと
肩にぶつかり運命的な出会いを演出する。”
まあ、彼女はまんまと俺の計画に引っかかってくれたよ。
【ドン】
『ごめんなさい、大丈夫ですか、怪我はないですか?』
『あぁ、大丈夫です。』
『・・・あぁ、あんまりお綺麗な方なのでつい見とれてしまいました。』
『えぇ!?』
『本当にすみません、じゃあ!』
『あぁ、はい。』
俺のインパクトを彼女の記憶に植え付ける事は先ずは完璧!
彼女の記憶から俺は少しの間は、簡単には消えないだろう。
俺の記憶が消える前に、、、次の手を考える!
一番いいのは? ”知り合いに彼女を紹介してもらう。”
俺は結構、顔が広い事もあって彼女を知っているという女性を知っていた。
そこでその女性に彼女を紹介してもらい、再度今度はちゃんとじっくり時間
をかけて彼女と話す時間を作る。
『“コチラが前に話してた、新川さん。”』
『えぇ!?』
『あぁ!?』
『“二人共、知り合いなの?”』
『い、いや、昨日偶然、お店で俺からぶつかってあの時はすみませんでした。』
『そんな、私もちゃんと前を見てなかったから、ごめんなさい!』
『なーんだ! お互い知ってるなら、後はお二人でいいかしら?』
『えぇ!? 北田さん?』
『ちょ、ちょっと待って!』
『・・・な、なんか、照れくさいですね。』
『そ、そうですね。』
『じゃあ先ずは、”乾杯しませんか?”』
『あぁ、はい!』
『“二人の出会いに、乾杯!”』
『乾杯!』
俺の女性の口説き方は100発100中だ!
これがキッカケで、俺と彼女は心を打ちとけて楽しく時間を過ごす事が出来た。
彼女も俺に警戒心もなく、想っている事を素直に話してくれていたと思う。
この後俺は、彼女と連絡交換をしてお互い別々に帰る事になったが、
その後も彼女と連絡を取り合っているし、たまに二人で食事に行く事もある
んだよ。
それにあと一押しで! 彼女を俺の部屋に誘う準備もしている。
彼女には、”手作りの料理を作ってほしい”とか何とか言ってね!
彼女と二人だけの時間をまったり共有したいんだ。
そうする事で、”最後の女子が好きな奇跡を演出して完全に俺に彼女は落ちる!”
ずっと彼女の事を考えて、彼女の行動パターンが分かれば奇跡はそんなに起こ
す事はそう難しくはない!
俺は彼女の家の前で、彼女に指輪を渡すつもりだ!
”結婚を前提に俺と真剣に付き合ってほしい”と彼女に言うつもりでいる。
俺が彼女の家の前に着いたのは、彼女が仕事から帰ってくる10分前。
俺はそっと彼女にバレないように隠れて、彼女がマンションの前に現れたら
この言葉を言うつもりだったんだ!
『“お疲れ様、梨美!”』
『・・・えぇ!? 今日、会う約束してないよね? な、なんで、』
『”結婚を前提に俺と真剣に付き合ってほしい!”』
『指輪?』
『真剣に俺と、』
『“梨美、その男性は、、、?”』
『えぇ!? ”あぁ、友達の新川さん。”』
『友達? 梨美の彼氏の福部です!』
『・・・えぇ!? か、彼氏? そ、そうなんですか、梨美ちゃんの
友達の新川です。』
『こ、こんな時間に、梨美に何か?』
『い、いえ、じゃあ、また梨美ちゃん!』
『うん、』
『じゃあ!』
『・・・あぁ、ううん、じゃあ、』
・・・まあ、こんなもんかな?
上手くいっているようで、実はそうでもなかったという事か!
彼女には俺と出会う前から、”あの彼氏が居たのかもしれない。”
何も俺に彼女は、彼氏が居るとかも言わなかったから俺が勝手に勘違い
しただけなのかもしれないな!
だけど? やっぱりへこむわ。
しかし? その前にもっと詳しく彼女の事を調べておけばよかったな。
彼氏が前から居たんなら? 俺は彼女と出会う必要はなかったと思うし!
こんな手の込んだ事をする必要もなかったのに、、、。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。