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砂のお城

作者: 音澤 煙管






都心から離れた住宅地、

訪れ慣れなく道に迷う

友人の家探し、

歩き疲れて公園見つけ。


ペンキ剥がれたベンチに座る、

途中買った缶コーヒー

一口飲んで目の前に、

砂場で遊ぶ幼児たち。


砂と水でお城を作る、

自分もよくやったと懐かしむ

幼児の一人砂団子、

作り始めて城ぶつけ。


折角大きな砂の城、

作ってすぐ様壊してる

作るのも壊すのも、

自由気ままに幼児の仕事。


遊び終わってお迎えが、

お母さん手繋ぎ去ってゆく

そろそろぼくも家探し、

足運ぶ時砂場を通る。


幼児作ったお城は二つ、

壊されたそれぞれの城に

看板みたいなものがある、

壊された大きな方は不幸の城。


まだ在る小さな城には幸せの城、

幼児の心が読み取れた時

手繋いだお母さん、

若い様だが苦労が顔に。


理由はともあれこれが今、

日本で暮らす親子の姿

昔を過ごした自分もきっと、

お城は二つ作って居たろう…





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