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 デッド・エンド・マスターをビンタして叫んでいたら…


 『櫂斗様、レベルが上がりました』


 [は?レベル?]


 『申し訳ありません。

その辺りの説明をさせていただきます。』


うん、何か突然周りも静かになったしね

ちょうどいいっちゃちょうどいいよね?


 『まず何から説明を求めますか?』


 [君って一体何者?]


 そう他にもあるがまずはここだ。


 『私は櫂斗様の快適な異世界ライフをサポートさせて頂くナビゲーターです。

固有名はありません。

お好きにお呼びください』


 ふむナビゲーターか…

でもさっきの感じはなんというか


 [じゃあ先生って読んでもいいか?]


 『できれば名前にしてほしいです』


 お好きにお呼びくださいとは一体?


 [う~んなら【カナ】はどうかな]

 

『ありがとうございます。

これからはそう名乗らせてもらいます。』


 良かった~気に入ってくれて…

さっき戦闘中指示の仕方がカーナビみたいだったからそこを少し略した単純な名前だったけど良かった~

ネーミングセンスねーんだよ悪いか‼

………実は最初に略して思い付いたのが【カビ】なのは内緒にしておこう


 『本当にありがとうございます。

もしもカビと呼ばれていたら立ち直れなかったです』


 はい、バレました。

何で隠し事できないのかな?


 『それはもちろん櫂斗様の快適な生活のため何を考え何に悩み何をしようとしているかの全てを把握するのは当然の事です』


 [どこのヤンデレ彼女だ⁉]


 俺の自由はしっかり(管理)された上で成り立つのか……


 [分かった、もうそこは百歩譲って諦める。

質問の続きだがさっきのビンタのあれは何だ?]


 そうこの際管理されるのは見送る。

だがしかしあの力の事は百歩譲っても許容できん。

 

『その事でしたら創造主様からこちらを預かっておりますので脳内にお送りします』


 [えっ創造主?って誰?

てか頭に送るちょっと待ってあれ地味にキツイから待って~~]


 俺の叫びは届かなかった…


 拝啓 櫂斗様

このメッセージをお読みであれば無事異世界に着いたと思われます。

恐らく神様的勘だと今あなたは死神を倒した力に動揺しているものとお察しします。

その力は次のページにざっくり説明されてますのでお読みください。

質問があればまたまた神様的勘だと【カナ】と名付けられたそのナビゲーター経由でご連絡ください

それでは異世界ライフ身体に気を付けて満喫してください

  神様より}


 [・・・・。]


 スゲー豆だな‼

確か最初会ったときテンション高かった気がするけど凄く真面目だな‼


 『はい、創造主はいつも初対面の方にはどうやったら良い印象を持ってもらえるか研究されてますので]


 [そ、そうだったのか…]


 『(まぁ櫂斗様は特別でしょうが)』


 [?何か言った?]


 『いえ何も』


 隠し事されてる気がする。

何かズルいなー


 [と、それより次のページ読むか]


どうめくるか分からなかったが念じたら何かできた


 {あなたのその力は異世界に行くときあなたに合うほしいものを見繕うといった約束を果たした結果です。


まず①神様的ステータス強化EX


これであなたはまず敵に負けません。神様なので普通とは圧倒的な差のバフ…

防御力底上げ、魔法適正・全、攻撃力に関してはデコピンで敵を倒せるまで上げました。

これであなたが死ぬ確率は格段に下がりました


  ②神様的全耐性


神様なので地を這う虫けら程度のデバフ何か何のその特殊能力完全無視

ちなみに即死耐性とショック耐性もついてますよ♪


  ③ナビゲーター配備


これで道に迷うことも選択肢で悩むこともない快適な生活間違いなし

その世界の知識はもちろん

他にも口では言えない知識も豊富で必ずあなたの役に立つ

途中静かにしてほしかったり用事がある時は念じれば『緊急事がある時は連絡します』といってスマホで言うスリープに入るのでご安心を

※尚監視…警戒態勢に変化ありません


以上が説明です

ご清聴ありがとうございました}


 [……一言言うとだな]


 『はい』


 [ヤリスギー‼]


 『創造主ですので』


 [それでもよ‼

ついでに言うけど監視って言いかけてたよな⁉

それに途中毒吐いてたし


つーかちょっと待て‼]


 今俺は重大な事に気付いた。


 [何でショック耐性あるのにいまだに俺は音にビックリしてるんだ?]


 思い返せば地面が揺れた時とかカナが最初に話かけた時とか


 『そちらはあくまでも耐性ですので深層心理までは縛れないのです』


 意味がねぇーーー


 [頼むからメンタル強くしてよ~~‼]


俺の心からの叫びはカナですら何も言わなかった。

この静寂が俺の精神をさらに削った。


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