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「もしもーし?って何だ君かぁ…
うんうん言いたいことは分かるよ」
『◌◤◽☚☏☆▩▫►▶▫』
それは(人間)ならまず理解できない言葉しかし電話しているのは…
「はあ~君も堅いねぇ…
別にここは敵地じゃないんだから普通の言葉でもいいでしょ?
ってそんな話をしてる時間ないか」
『◤『☆☆』☚◽◽☚▫☏①』
「うん分かってる…
これはあくまで私の独断だから…
そんな気にしないで、多少はペナルティあるだろうけど死にはしないでしょ?」
しかし、楽観視できたのはここまでだった。
『♣♣♨♪♞♢♟⚁⚪♯♜』
「それは‼…
いやもうその時期か…
うんそれならしょうがない、なら予定を少し早めよう」
そう言って通話を切った。
その顔には先ほどまでの陽気さは微塵もなく殺意しか残っていなかった…
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「お待たせ~ってどしたの?」
「~~~~~~っ」
焦ったー急過ぎだろ‼
「気にするな、俺は今精神を静めていただけだ」
「ああー成る程…
大方格好つけて欲しい物言おうとしたら電話で退出されたから羞恥心を抑えてたんだね?
おまけに静めてる最中に入ってきて声には出さなくとも心臓が跳ねたから
んー?膝もガクガクだね?」
「うるさい‼それより何で神とやらも電話使ってんだ⁉
テレパシーとかじゃないのか?」
俗に言うアニメやライトノベルではそうだったはず…
「そんなのはこっちの方が便利だからに決まっているでしょ?
毎回毎回頭に響いて強制的にパス繋がるからあれ嫌い」
意外と不便な通信方だったみたい
「そんな事言ってる場合じゃなかった
急で悪いけど君にはすぐに転生してもらうよ」
「えっ?まだ欲しい物言ってな…」
「ああそれなら私が君に合うのを見繕うから安心してそれじゃ…」
まずい、急いでこの要求を言わないと‼
「待ってくれ‼
転生させる前に1つだけ頼みがある」
「頼み~?
そんなの聞いて…いやうん分かった。
そこまで真剣なら聞かせて
それ次第ね」
「ああ…家族からいや元の世界から(俺の記録)を全部消して欲しい」
「どうしてかなぁ?
今見た感じちゃんと葬儀とかあげてるみたいだけど」
これは意地悪な質問だ
私には全て分かってる
でもだからこそその理由が知りたい
「神様何だから分かるだろって言ってもダメか…
俺は(元の世界が嫌いた)だそれだけだ」
あんな世界にいたと思うとヘドが出る。
「だと思ったよ
だからこそ君にしたんだ(ぼそっ」
「何か言ったか?」
「ううん何でもない
分かった私の名にかけて必ず消しておくよ」
嘘だ…
今神は一瞬…いややめておこう
これ以上は突っ込んではいけない気がした
「助かる」
「うん懸命だね。
君のそういう鋭いところが好きだよ
今深追いしたら記憶をいじってるとこだったよ」
あっぶねぇーってかバレてる
「さてじゃあ行くよ~
第2の人生楽しんでねー」
「ああ何だかんだありがとな神様‼」
「私の名前はリアよ
次あったら名前で呼んでね~」
神様に合う機会まだあるの?
という疑問を抱きながらかろうじて頷いた。