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散々笑ってからようやく神(ウザイ)が復活した。
「いや~笑いすぎた…とごめんごめん用件を言うよ。率直に聞くけど転生する際何が欲しい?」
「転生?欲しい物?どういう事だ?」
「察してよ~…まぁいいや、つまりは君は死んだ。でも君はまだ若い。
私ら神の決まりは【若い内に死んだ者に第2の人生を】ってものがあるんだ。つまりは転生だね。」
思いの外真面目に回答してくれるのでさっきとずいぶんイメージが違う気がする。
「そこはわかった。なら欲しい物ってどういう事だ、ただ転生させればいいだろ?」
「それがそうはいかなくてねぇ…
転生させるのにそこが危険な場所だと直ぐ死んで今度こそ終わりってなったら意味ないでしょ。
一応神様だし、君がどこに転生するかも多少は知ってるし」
「どこに転生するんだ?」
「それは言えないな~
ネタバレは良くない」
前言撤回変わらなかった。
「ならざっくりしたのでいいから」
そう言うと少し考えた素振りで…
「君の世界より危険」
「分かりやすいざっくりさだな」
そう言っても神様が考えを変える気はないようで…
「さ、さっさと何が欲しいか言って。私も暇じゃないから」
んなこと言われてもな…
具体性が無いとどうにも
「過去の転生者は何をもらったんだ?」
「んー転生する場所は皆バラバラで欲しいと言った物も統一性は無いけど、共通して一番多かったのは(力)かなぁ」
「そんなのでもいいのか?」
「うん神だもん」
どこでも神様は万能何だな
「欲しい物の上限はあるのか?
何個までなら聞いてくれる」
1個だと悩むからな
せめてもう少し多く…
「普通は1個だよ」
はいダメでした~
ん?普通は?
「普通はって一体?」
「君の場合1個だと絶対直ぐ死ぬから救済処置してあげる
特別だよ?
だから君には3つまで叶えてあげる。」
救いキタコレー‼
「そうか…なら俺が求めるは」
と言おうとしたその時、
「あっごめん電話~」
そう言って退出していった神様。
ヤバい何か凄く恥ずかしい//