誕生
色んな種族が共存している世界。共存している為、種族と他の種族との争いは、殆どなく、種族を超えて、結婚する事は、珍しくない。そんな世界に産まれた双子の女の子の話。その双子は、母親が悪魔で父親が魔法使い
父親の名字は、クレニフトと言い、魔法使いでは、知らない人は、いないというかなり、有名な家産まれでで、母親の家系も悪魔の中では、かなり、有名な家の産まれで。2人の出会いは、お見合い。元々、二人の家系は、代々、親交があり、結婚する事自体は、珍しくない。父親は、赤髪でスポーツ刈りで瞳の色は、青。黒いスーツを着ていて、職業は、執事。冷静に物事を考えていて、いつも、先の事を考えている為なのか、記憶力がいい。母親は、青と白のメッシュで腰まであり、普段は、ポニーテールに縛っている。瞳の色は、エメラルドグリーン。物忘れすることもたたある。家事が大得意で料理は、店を一つだしてもいいかというくらいの腕前。
「ねぇ。子供の名前は、どうしよう?」
「そうだなぁ……」
双子を産むために病院で入院していた母親は、双子が産まれたという連絡を受けて、病室に来た父親にベットで寝ている状態で『どんな名前がいいか』と聞いてみるも本当の所は、双子の名前を考えていなかっただけのようで、父親は、乳児室にいた双子のことを思い出しながら真剣に考えて、双子の姉にレイリ、双子の妹にレリと言う名前がいいじゃないかと母親に聞いてみて
母親が入院している病院は、五階だての総合病院で母親の病室は、二階で普通なら大部屋の病室なのだが病院の配慮で個室の病室を用意されて
「レイリにレリ。可愛い名前ね」
母親は、直ぐに気に入ったようで、その名前にしようと話すも本音は、何も考えていなかったと思われたくない様子ことを父親に知られたくないようで
レイリの目の下には、小さなホクロがついていて、そこでしか、見分けがつかなく
種族を超えて結婚した夫婦は、どちらかの種族の血をひいていて、その種族が住んでいる国に定住するという決まりになっている。この場合は、母親の種族の血をひいていたら悪魔が住む国。父親の種族の血をひいていたら魔法使いが住む国。どうして、そんなことを決めたのかというと昔、死神と悪魔の夫婦が離婚した時に親権などで揉めた経験があり、それなら、血をひいている種族が住んでいる国に定住すると決めた方が後で揉めないようにと思われたようで
悪魔と魔法使いの夫婦は、年に1組、出来るか出来ないかというくらい、珍しくそれと同じくらいに双子で女の子が産まれるのも珍しいのです。
病室の扉をノックする音がした後で病室の扉が開いて
「失礼します。親御さんに双子の事で確認しておきたい事があります。2人とも普通では、あり得ない能力を持って産まれてきたんですけど、ご家族の中で人の命を操れるという能力を持っている人なんて、いらっしゃいませか?」