月影の嫁達
PV88000、ユニーク12000、お気に入り136人ありがとうございますm(_ _)m
とても嬉しく思います(≧∇≦)
今回はチートどころではないお話です
誤字脱字等ございましたらご連絡よろしくお願いします
金貨158枚をてきとーにポケット (亜空間接続済み)へ突っ込み校舎へ向かう
なんでも、毎年恒例の国対抗学院戦というのがあり、周辺国と魔法技によるトーナメントがあるらしい
とりあえずは国からの推薦者と立候補者を集め (学生のみ)、代表を決めるらしい
今回は講師にいま話題の《月影の獅子》(えっ?)があてられて例年以上に立候補者がいるらしい
国王とウィランが何故か俺を推薦したのできて欲しいとのことだった
とりあえず、学院長室へはいる
「失礼します…」
「トウム様~」
とシームが飛びついてくる
どうやら皆来ていたらしい
いつものように撫でていると国王、ウィラン、学院長が驚いている
「ほら、シーム?もういいだろう?何故か国王達が絶句してるぞ?」
「ふぇ?…ああ…いましたね、そういえば」
「相変わらずだな…」
「シーム?いつもいつも直ぐに抱きつくのはダメでしょう?トウム様?甘やかすのは時と場合を考えてくださいね?」
ローシャの眼が痛い…巫山戯るのもやめにしよう
ローシャは国王達を見渡して
「では、改めて名乗りましょう。我々は《月影の獅子》です。パーティメンバー全員、トウム様の妻になります。いつも夫がお世話になります」
と全員で軽く礼をする
「……はっ⁉トウム様?これはどういう事です?」
何故かウィランの眼が笑っていない
はて?何かしたっけ?
「どういう事も何もその通りだが?こいつらは、俺の嫁ってだけだ。何か問題あるのか?」
何でこんなに睨まれるんだ?
訳がわからん…
あれ?妻達がコソコソ話してるぞ?どうした?
「トウム様…あれは…一生…そうに…ないわね…」
「それはもう…世界が…ても…無い…話し…しょう…」
「どうにも…ならない…ね…」
「そうだにゃ…秘薬…も…無理…にゃ…」
「…そもそも…あの…た…し…はどうにか…ならない…?」
「そ…です…いらな…虫…つきま…くり…すよ…」
「フフフ…だい…デスよ…あの…人は…言われ…ない…と…ね…?」
背筋がゾクっとした…
お前等…一体…何話してんだ…?
とまあ、んな事もあって今は闘技場にきている
トーナメントだが、勝てば代表になるわけではない
講師が選んで決まるのだ
賄賂を受け取った者と渡した者は厳罰に処されるらしい
俺は既に講師に選ばれているというか、講師に勝てるので代表となっている
「おはようございます。月影の獅子のローシャと申します。今日は代表を決めるためのトーナメントを行いたいと思います。あくまでも参考程度なので優勝しても代表になるとは限りません。代表の残りの席は四席となっています。第一席はここにいるトウム・ツキカゲで理由は私達全員に勝つことのできる者だからです。不満がある方は今言ってください」
と説明している
後半あたりからかなり睨まれている
しかもそれが皆チカラを持っていると自負している馬鹿そうな男達だった
目を見れば大体のことがわかった
隠そうともしない、それでいて嘘を感じない
因みに全員が他校の生徒だ
情報は流しておいたのだが信じてもらえてないようだ
これでも一応学院主席なんだが…
そんなことを思ってると馬鹿そうな奴らの一人が不躾にも指をさしてきた
「そんなクソみたいな平民のような奴が僕みたいな上級貴族よりも強いはずがないじゃないかっ‼」
ああ~そんな事を俺の嫁の前で言っちゃあダメだろう…
もう知らね…せいぜい足掻けよw
「……ローシャ?これは大丈夫だよね…?」
「そうだよ……これは大丈夫よね…?」
「そうだにゃ……ここら辺りで…わからせないと……にゃ…?」
「…………………ぎるてぃ」
「……有罪…ですわね…」
「……フフフフフフフフ…さぁて…どうしましょうか…?フフフフフフフフフフフフフフフフ………………」
と上からシーム、シーナ、アオ、ユズ、ベル、ラナである
過去に一度嫁達の前で俺が馬鹿にされたがあの時はグロかった…R-18指定されてもおかしくない事になった
割と本気で止めたもんだ…勿論、ボコられた奴が死ぬ一歩手前で…
俺が戦い方を教えたあとだからちょっと冷やっとした
「はぁ~しょうがないですねぇ~殺るからには本気ですよ?私もしょうがないから本気を出しましょうか……」
うわぁ…あの娘…自分ではしょうがないからとか言ってるがかなり殺る気満々じゃねぇか…
眼がギラついてるし…
止めるの怠いなぁ~とか思ってると嫁達が動きだした
あえて、ゆっくりで…
「なっ⁉貴様らっ‼僕に刃向かうかっ‼SSランクかどうかは知らないがぁ‼僕に刃向かった時点で犯罪者だっ!クフフフフ…全員犯罪奴隷として可愛がってやるっ‼行けっ‼雷よ、龍となして我が敵を撃ち滅ぼせ‼《雷龍群》っ‼」
なんて抜かしてる…ぷっ…噛ませだ噛ませ…wwww
「「「「「「「我ら…月影を受け継ぎし者の伴侶なり…」」」」」」」
「「「「「「「現世を渡り…技術を育て…世界に…希望と絶望を与える…」」」」」」」
「「「「「「「月影を支え…月影を授ける…」」」」」」」
「「「「「「「此度…我らが月影を示すため…理を超え…今…我らに…」」」」」」」
「「「「「「「真なる月影の力を与えたまへっ‼」」」」」」」
「月影の閃光」
シームが光と影を放つ
「月影の光速」
シーナが全員に速度付与をかける
「月影の進撃」
アオが全員に攻撃付与をかける
「月影の絶壁」
ユズが全員に防御付与をかける
「月影の拘束」
ベルが噛ませに鎖を放つ
「月影の治癒」
ラナが全員に回復付与をかける
「月影の統率」
ローシャが全員に通信網を広げる
「「「「「「「月影の全て‼」」」」」」」
全員でフィナーレを決める
《月影の全て》は代々受け継がれてきた月影一族の技術全てに準ずる攻撃を対象にぶつける奥義である
死の一歩手前まで体力を削り、魔力を削ることのできるもので最後の一発の確認を月影後継者にされるので許可さえしなければ死ぬことはない
というわけで許可しなかった
あとに遺ったのは噛ませ以外塵一つなかった…




