初登校
PV43000ユニーク6100ありがとうございます
とても嬉しいです(^^)
異世界二日目…
「ふわぁ~よく寝た~」
「ふわぁ~おはようございます~」
目が覚めた…六時半だ…
飯食わねえと…
俺は昨日用意しておいた朝ご飯をアリスと食べる
朝食中に聞いたのだが、アリスは215歳らしい
人間ではだいたい18歳だとか…
容姿は170cmくらいで髪の毛は金髪ロングで叢雲曰く、スタイルはいいらしい
昨日はボソボソ気味な話し方だったが、今は途切れることなく話せている
今日から学院に通うことになるので、早く登校するため、転移で職員室前に飛んだ
因みに、転移は魔法ではなくて一度、別の次元へ移動してそこから目的地を視て三次元へと戻るので、厳密には魔法ではない
天叢雲剣で次元を渡っているからだ
魔法でもあるが、魔法の方が構造が面倒なのだ
「失礼します…今日から学院に通うことになりました、トウム・ツキカゲです。よろしくお願いします」
とりあえず、中へ入る
すると、
「ああ、貴方があのトウム君ね…貴方のクラスはSクラスね。従者は後ろの彼女ね。…ん?君、ちょっと気をつけた方がいいわよ。ダークエルフを好まない人は多いからね。それに、それだけ可愛いかったら、抱かせろって言ってくる貴族がいるでしょうし。まあ、貴方なら大丈夫でしょう?教室は二階にあるわ。あっ、担任は私、キャリルね。よろしく…もうすぐHRだから暫く待っていてね」
と担任の先生が教えてくれた
キャリル先生はそこから色々と書類を処理していた
そして、HRの時間だ…
「皆さん、おはようございます。今日は新しいクラスメイトを紹介します。ツキカゲ君、入ってきて…」
呼ばれたので、隠蔽を解除する
「うわっ⁉…ちょっと…ツキカゲ君?どうして教室に入っているのかな?」
「先生が待っていてと言わなかったので、不思議に思い、とりあえず隠蔽を使っていただけですが?昨日貰った校則一覧の禁止魔法欄には隠蔽がなかったので使っただけですが問題ありましたか?」
不思議だ…一応校則は全部覚えたのだが…何故に怒るのだ?
わけがわからない…
「隠蔽…?何ですか、その魔法は?」
「へっ?隠蔽なんて唯の基礎魔法じゃないですか、闇属性の。」
「闇属性?あれは神話上のものでしょう?そんなことより、今のは何ですかっ‼」
「いやだからっ、闇属性の基礎魔法だっつてんだろうっ!だぁぁ面倒臭ぇっ。《全てを知る者‼》」
泥沼化しそうだったので先生を闇が包んで先生の特徴を読み取る
「今の魔法は対象の情報を読み取る魔法です。貴方の幼少の頃の黒歴史は……ボソボソボソボソボソボソボソボソ………」
「うっ…何故そのことを……やっ…やめて…思い出させないでーっ!」
…キャリル先生は精神に莫大なダメージを負った
先生のライフはもう零だ…
「すいません…少々取り乱しました…」
この時、クラスの皆は「いや、あれは少々じゃないだろうと」
心をシンクロさせた………のは置いといて。
とりあえず、HRは無事に?終わった
「今日のところはこれでおしまいです。この後、魔力量再登録がありますので、長期休暇中の頑張りを見せてくださいね?ツキカゲ君はこの後の魔力量再登録は行かなくてもいいです。では、また明日会いましょう。さようなら」
てな訳で、只今絶賛学院内探検中…
広いから回るのに時間がかかるな…
ん?…なんかウィランが大変そうだ…
あっ…目があった…
…嫌な予感が……
「あっ…あの…ちょっとすいません。…トウム様~」
モーゼの海割みたく人の波が割れた
…なんか凄く睨まれてる
なんかしたかな、俺?
「よう、教室では話す暇なかったが、俺もSクラスだったみたいだな」
「は…はい…私も…同じクラスで…嬉しかった…です…」
「今は学院内探検中なんだが、オススメとかないか?」
「で…でしたら…わ…私が…案内…しましょうか…?」
「良いのか?ならお願いしようかな」
「はいっ!では、まずは此方へ行きましょう」
ウィランは急に元気になった
しかし、面白くないと思った奴がいるらしい
なんか金髪でルックスは中の中くらいの少年がつっかかってきた
「そこの黒髪の貴様っ‼相手は王女様であるっ‼不敬であるぞっ‼」
「…ん?なんで?この学び舎では身分は関係ないと学院校則第二十二条三行目にあるから王族も貴族も平民も立場は同じ学院生徒だぞ?これを覆すだけの理論があるならさっさと答えれば?…で?あるの?」
そう言うと、金髪はブルブル震えながら魔力を練っている
…はあ…頭に血が登ってウィランが近くにいることに気づいてないのか…
「貴様ぁ‼平民風情が調子に乗るなよっ‼炎よ、槍となり我が敵を燃やし貫け!《フレイムジャベリン》」
「魔力の練り方が甘い。形が不安定。魔力がしょぼい。その程度の魔法で人を燃やせると思うな。それに、今さっきあんたが言ったことだ…あんた…その魔法はウィランへの攻撃とも取れるぞ?不敬どころか、反逆じゃないのか?」
そう言い、中級を初級の無詠唱で止める
*因みに、初級魔法には殺傷能力がないので学院でも使用可能だ
「何をしているのだ?学院主席三年のポーネント・パラセン…校内での中級魔法以上使用は厳禁だぞ?」
と女性にしては声音の低い先生が来た
「先生っ!彼処の平民に立場の違いを思い知らせてくださいっ‼あいつっ、私を侮辱したのですよ‼」
「はあ…そんな訳ないでしょう…最初から見ていましたよ。貴方が一方的に悪いです。さあ、罰の時間ですよ…」
「なっ…⁉待ってくださいっ!そうっどちらが悪いかは決闘で決めればいいじゃないですかっ!という訳でそこの貴様っ‼今すぐ決闘だっ!」
「はあ…別にいいけど…」
【決闘、受け付けました。】
音声がなった…
本当…この世界は技術が高いのか低いのかわかんねぇな…
そして、楽しい楽しい決闘が始まった




