表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

行く秋や誤字ありザルの目は泪

作者: あずみのわさび

タイトルの語呂の悪さよ

ここ数年でだいぶ視力が落ちました。


ランドルト環の一番上が余裕で見えません。見間違いもよくあります。



ある作品を投稿してしばらくした頃、ユーザホーム画面に行くと赤い文字が見えました。


わーい、感想だ。


今回は順調に閲覧者が増えているので、さっそく来ましたね、とよく見ると、誤字脱字の報告でした。


えええ、あんなに見直したのに?それでもあるの?


私は自分の文章が好きなので(臆面もなく言いますが)、何度でも読み返すことは苦にならず、誤字も脱字もそこそこ気づいて直したり、分かりづらいところは何度も書き直したりします。


よしこれで内容はともかく誤字脱字の指摘はないだろうと自信を持って送り出すのですが、あるんですね、誤字も脱字もポコポコと。

書き直したり戻したりを繰り返すうちに同じひらがなが二つ重なってしまったり、そもそも漢字を勘違いしていたり、単なる変換ミスだったり、読点がなかったり、二つあったり。なんで気づかなかったと思うと同時に、親切に報告してくれる読み手の方に頭が下がるばかりです。


私は昔から、こういう間違い探しが苦手です。いくら見ているつもりでも、私のザルのような目は、すべてを漏らしてしまうのです。間違い探しをしているつもりが、いつの間にか脳内で勝手に誤字を補正して正しく書けていると錯覚して読んでしまうのです。誤字は易々と私のザルチェックををすり抜けていきます。


なので、私にいちばん向いていない職業は、間違いなく校正とか検品の仕事だと思います。

視力の問題じゃないですよね、注意力と集中力と、あとなんだろう、直感?

そういうものが私に欠けているのだと思います。


そこで、誤字脱字、つじつまの合わない部分、言葉遣いが統一されていないところをなくすために、そうだチャットGPTに頼ってみよう、と今になって重い腰を上げました。


で、チャットGTPの使い方を懇切丁寧に分かり易く説明してくれるサイトを厳選するところから始め、ようやくこれを読んでみるかとブックマークをしたところで少し満足しました。それから、かれこれ4日。何も進んでおりません。読んでもいません。先は長そうです。


当分、親切な方のご厚意にすがることになりそうです。




ついでの話題。


私の目は、人を見分けるのも下手です。もちろん覚えるのも。


母は一卵性双生児なのですが、それにしてもよく似ています。

私は3歳か4歳の頃(いや、覚えているからもう少し上か)、母と伯母の見分けがつかず、困り果てた記憶があります。後から考えれば母は着物を着ていて、伯母は洋装でした。なのに伯母を母と思い込んでしがみつき、周りは笑っていました。この笑いで、あ、間違えたんだと気づいたのですが、今さら決まりが悪くて本当の母の元に行かれず、泣きたいような気持ちになりました。

その後、こっちだよと言われて、やっと安心して母の元に行きました。


それから何年もたって、私の娘とおばあちゃん(私の母)を迎えに駅まで行った時、いち早く見つけた娘が「おばあちゃーん」と元気に呼びかけたところ、その後ろからもう一人同じ顔のおばあちゃんが現れて、娘が固まりました。先に出てきたのは双子の姉(私の伯母)でした。


娘の私が間違うくらいなので、孫が間違うのは仕方ありませんよね。


人の顔をすぐ覚える人がいますが、コツがあるんでしょうか。





読んでいただき、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
すごい。全部分かりすぎます。 ランドルト環はですね「見えるところまで歩いてください」と言われました。眼鏡もコンタクトもないと世界は印象派に。 私も自分の文章は好きです(笑) 読み返しもしています。なの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ