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ラヴィンティリスの白き魔王ですが、ユリハーレムに龍王や宇宙戦艦がいる件について語りますね。  作者: 烏葉星乃


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第81話 しらふじの敵

「これ何の警報?」

「たぶん救難信号だと思うよ。0.1光年程先から発信されているみたい」

「こんな宇宙で救難信号……って事は、宇宙人だよね」

「うちゅーじん」

「これは……第三種……いや、第五種接近遭遇になるかな?」

「一応ボクも宇宙人に分類されるんだけれど……救助にいく?」

「「いくーっ!」」

「じゃあ、最大巡航速度で向うね」



 惑星エデン宇宙軍所属、テテオン級ワープ実証艦テテオン艦橋。

 神妙な面持ちの女性オペレーターが艦長に報告した。


「プリシラ少佐……とうとう酸素循環装置が停止しました。システム復旧は絶望的です。どうやらここまでのようです」

「そうか……みんな、半年もの間、自暴自棄にならずよく頑張った。私は素晴らしい部下を持てた事を誇りに思う。いつかこの艦が同胞に発見された時、恥ずかしくない姿で迎えようではないか」

「「ハッ! エデン万歳!」」「うむ、エデン万歳」


 プリシラ艦長が四人のクルーひとりひとりとハグしてゆく。そこに悲壮感はなく、みんないい笑顔だ。ふと、オペレーターのリザリーテが窓の外に何かを発見した。


「艦長、あれは……なんでしょう。何かが近付いてくるように見えます」

「ふむ……確かに何かが近付いてくるようだが……」

「ひょっとしてエデンからの救助がきたのかもしれないっす!」


 お調子者っぽい口調の、髭もじゃ青年が希望的観測で声を上げた。


「まさか、たった半年でワープ機関を完成させ、私達の捜索をするなんてありえません……うわっ大きい!」

「なんという巨体だ……移動要塞か? む、あれは砲塔のようだな」

「このデザイン、エデンの物じゃないっす。信じられませんが異星人の船っす。救難信号を受信して、助けに来てくれたんっすよ!」

「その判断は早計だ、砲塔らしきものがあるから、明らかに戦闘艦だぞ。植民星探索中の敵性異星人の可能性もありうる」

「艦長……あの艦橋、我が軍のコルベット級ぐらいありますよ」

「うむ、とんでもない大きさだ……砲塔に至っては、我が艦よりも大きいぞ」

「ちょっ、女と子供が手を振っているっす。あれは明らかに人間っす!」


 

「あ、宇宙船発見。かなりのヒヨコだなぁ。宇宙に出てまだ三世紀って感じだね」

「うわぁ、本物の宇宙船だわ。アダムスキーじゃないけど」

「ボクだって超本物だよ。早速スキャンしてみるね……全長210m全幅35m、船員は五人。衰弱ぎみ。ハイパー機関にトラブル。酸素供給機関停止中。やばいね」

「あ、窓に人が見えるよ。ほら、ひいらぎちゃん。手を振ってあげよう」

「こんにちわぁーっ!」

「ん~通信機も故障してるな。じゃあ強制通信しよう。キキョウ艦長よろしく」

「え。私がマジ艦長なの?」


 突然、テテオン艦橋内にキキョウの映る通信ウィンドウがポップすると、異星人との接近遭遇に緊張していた彼らが、軽く悲鳴をあげた。


『こちら、戦闘空母しらふじ。艦長のキキョウです。当艦は貴艦を救助する用意があります。救助を希望されますか? ねぇしらふじ、これ言葉通じてるのかな?』

「通じています。私は惑星エデン宇宙軍、ワープ実証艦テテオン艦長のプリシラです。救助は大変ありがたいのですが……その」


 プリシラ艦長が言い淀んだ。うん。彼女が何を警戒してるのかは理解できる。こちらは圧倒的に科学力が上の巨大戦艦だものね。


『プリシラ艦長、その懸念は無用ですよ。当方に軍事的、領土的野心はありません』

「えっあの……」

『当艦は時空転移で偶然この宇宙にやってきた、いわば異邦人です。数年後に元の宇宙へ帰還予定なので、あなたの母星を襲ったり、植民惑星にしません。むしろ観光したいですね。家族にお土産を買いたいです』


 ぽかんとする艦長。メタリックな藍色の髪がクールな雰囲気のお姉さんだ。どれ程の期間、漂流してたか知らないが、他の乗組員も随分やつれている。男性の二人は髭がすごい。


『お腹空いてませんか? お食事も用意しますよ』


 部下達の顔をぐるりと見回し、どうやら意を決したようだ。


「キキョウ艦長、どうか我らの救助をお願いしたい!」

『了解しました。では五名様ごあんな~い。転送ゲートを出すので、こちらに移乗してください』

「転送ですか……うわっ!」


 目の前に現れた転送ゲートをおっかなびっくり通り抜け、しらふじの艦橋へ移った五人の男女。艦長の他に女性が一人。皆驚きの表情で艦橋内を見回している。

 少々臭うので、魔導銃を向けて引き金を引いた。艦長だけが身構えたが、全身が光に包まれ、みんな鳩が尻の穴に豆鉄砲を食らったような顔になった。


「突然銃を向けてごめんね。皆さん、お風呂入ってなさそうなので、検疫を兼ねて、浄化しました。ここには妊婦と幼女がいるし、お互い未知の人類ですから」

「仰る通りです。浄化ですか……ありがたい事です。ここふた月、まともに体を洗浄できなかったので、とてもすっきりしました」

「うわぁ、髪がサラサラです。あれ? すごい、服まで新品みたいですよ!」

「ああ……艦長とリザリーテの香しき体臭が消えてしまった……この遭難で唯一の楽しみだったのに。二人の濃厚でスケベな臭いに包まれながら死ねるなら、我が人生に一片の悔いなしだったのにぃぃぃっ!」

「「キモっっ!」」


 男性陣で唯一髭もなく、中々の美青年なのに、めっちゃ残念な人を発見……性癖暴露のおかげで、みんな緊張が解けたようだ。早速食事にしよう。とりあえず色々出してみて、自由に選んでもらう事にした。

 と、その前に全員に回復魔法をかける。みんな衰弱してるからね。

 どうやら食事事情は、私達と大差なさそう。みんなお肉に飢えてたみたいで、そろってステーキ丼を手にした。他にもアリゲーの串焼きや鶏のから揚げなんかもあるよ。


「何て上等な肉……食料は軍が優先されるとはいえ、佐官でもこのような肉、食べた事ないわ。うんまっ!」

「私も軍に入れば本物のお肉を食べれると思ったのに、量ばかりの味気ない合成肉で……あああ、肉汁が溢れてくるぅ!」

「この香しさ、モーモの肉だ。すごい、こんな厚みの肉初めてだ。味付けもいいっ!」

「うまい、うまい、うまい」

「この鶏のから揚げもうんめぇぇっす! 飲めそう。いや飲むっす!」


 いやいや、から揚げは飲むなよ。喉に詰まらせるぞ。

 みんな目を輝かせ、お肉にかぶりついている。


「まだまだ、色々な肉料理があるので、みんな遠慮せず食い倒れてねぇ~っ」

「「はーい!」」

「ひいらぎちゃんも、ちょっと早いけれど夕ご飯にしましょう」

「うんっ」

「ところで、キキョウ艦長。このように大きな艦なのに、他のクルーの姿が見えませんが……」

「ああ、この艦はサイボーグなのよ。人間は私とこの子の二人しか乗ってないわ。あっちで縮こまってるのがしらふじ。人の姿をしたこの艦の頭脳だと思ってちょうだい」

「こっ…この巨艦がサイボーグ! 頭脳が人の姿とは……途方もなく高度な科学文明を持つ世界から来訪されたのですね」


 まぁ私に限れば、剣と魔法とドラゴンの世界の住人だけれどね。

 食後、お茶をしながら彼女達の母星の事を色々教えてもらった。

 一番驚いたのは、エデン人が爬虫類を祖先に持つ人類だった事だ。子供の頃読んだ図鑑に載ってた、爬虫類が人類のように進化した想像図とちっとも似てない。この人達、トカゲのような縦長の瞳孔と鳥の羽根ように美しく鮮やかな髪色以外、地球人とほとんど変わらないのだ。ちなみに私のような鬼人族は、オウグという凶暴な架空のモンスターとして伝わっているそうな。鬼は万国共通みたいね。


「あの……あちらの隅でなにやら被ってる女性は、この艦の頭脳との事ですが。こちらに来ないのですか?」

「あ~あのポンチョ娘ね……ちょっと人見知りなのよ。ちなみに種族は龍族ね」

「えっ……えええええっ! 我らが神と同族なのですか!?」

 

 どうやら彼女の星には巨大な龍族が眠っており、神として崇拝されているそうだ。しかもその特徴を聞く限り、リヴァイアサンだとしか思えない。これはぜひ会ってみたい。

 龍が神だという話にピクリと反応したしらふじが、ようやく天然のポンチョから顔を見せた。美しくミステリアスな美人さんなのだから、もっと自信持ってほしいのだけれどね。

 プリシラ艦長達は、しらふじの顔を見るや否や駆け寄り、両膝をつき祈りを捧げ始めるのであった。


「なんと美しく神々しいお姿。我ら一同の拝謁をお許しください」

「キキョウちゃん……これどうすればいいのぉ?」

「ゆるす、って言ったら?」

「そんなぁ」

「なぁむぅ~」

「拝んでるひいらぎちゃん、かっわいぃ~っ」

「やーめーてー」


 みんなが落ち着いたところで、いよいよ惑星エデンに向う事となった。だが、ワープ実証実験で暴走した艦のコンピューターはダウンしており、星図も使用不能。現在どこにいるのかも把握できず、彼女達は完全な宇宙の迷子なのだという。


「だいじょうぶだよ。ワープの航跡はギリギリ検出したから。それと今、テテオンのメインフレームに強制アクセスして、情報を引っ張りだしたんだけど。キミ達、およそ五光年のワープに成功したようだね。おめでとう」

「なんと五光年も! ですが本来は0.6光年を予定しておりましたから、完全な暴走です」

「いや、自力でワープ機関を開発した偉業を成したんだよ。ボクの生まれた世界では、この時点で一人前の惑星国家と認められ、銀河ユニオンの同胞として迎え入れられるんだ」

「銀河ユニオン……」

「こっちの宇宙には無いけどね。でも誇るべき偉業には違いないよ。大半の人類は宇宙へ出れず環境破壊や戦争で自滅するんだから」


 地球大丈夫かなぁ。今の世界情勢だと自滅路線まっしぐらな気がする。

 しらふじがテテオンを亜空ケージに収納し、艦首を惑星エデンへと向けた。


「じゃあ、惑星エデンまでワープするよ。所要時間は八分ぐらいね」

『しらゆり側全ハイペリオンドライブ臨界へ、超空間ゲートオープン。本艦は超空間航行へ移行します。3…2…1…ハイパードライブ開始』

「なんと洗練されたワープだ。我らもこの高みを目指そう」

「もう完成したも同然ですし、帰ったらまたがんばりましょう!」

「しらふじ様、技術供与は可能っすか?」

「「この流れで、それを言うか!」」

「いいよ~」

「「いいんですか!?」」

「スキャンした限り、技術的に問題ないね。ただしワープ機関に使用した素材に難があったんだよ」


 エデンのみなさんは技術者だけあって、しらふじのワープに瞳を輝かせ大盛り上がりだ。

 そうこうしてるうちに、しらふじが通常空間へ出た。すぐ先に地球型の宝石のような青い惑星が浮かんでいる。だが、感嘆する間もなく突然、神経を逆なでる不快なアラームが艦内に鳴り響びき、しらふじが叫んだ。


「『バカなっ! 何でアレがいるんだっ!』」

「どうしたの? え、何あれ……」


 しらふじが睨みつける視線の先。よく見ると惑星エデンの左奥に、黒く巨大な丸い物体が浮いていた。黒い物体の直径はエデンのゆうに三倍はありそう。そして、その姿を例えるなら黒いパッ●マンだろうか。ゲームキャラのような愛嬌はなく、そのバックリと開いた口の中は、巨大な掘削歯車が上下左右と複雑にみっちり詰まっており、ゆっくりと動いてるように見える。


「プラネットイーターだよ。なんでこんな所にアレが……」

「つまりアレが惑星エデンを食べようとしてるって事?」

「うん。そうゆうこと」


 プラネットイーターと惑星エデンとの中間宙域がチカチカと光っている。モニターに拡大投影すると、プラネットイーターから放たれたと思しき巨大構造体に攻撃するエデン宇宙艦隊の様子が映し出された。攻撃対象は迫りくる全長千㎞、直径も百㎞はあろう化け物ボーリングマシン。それがエデンに向け二十機も押し寄せている。


「ああ、我が軍最新鋭の旗艦ターセルコルサの攻撃が全く効いていない……」

「ボクが知る限り、あのシャフトが一機でも地上に到達したら、あの惑星は終わるよ」

「そっそんな」

「仮にあのシャフトを撃退しても、プラネットイーターの巨体が近付くだけで、地軸が歪み、エデンは大災害に見舞われちゃうんだ。そして最後はあの掘削歯車で惑星が砕かれ、資源に分別され外殻に蓄積されるの」

「ああ……神よ」


 この驚愕の光景が、しらふじの生まれた宇宙では日常茶飯事に見られた。

 それは、既に滅んだ太古の文明により建造された、惑星を砕き資源化する掘削装置。いつしかそれが暴走し、惑星を喰らい増殖を繰り返す化け物へと変貌したのだ。


 ――それは例えようもない悪夢だった。

 とある星雲が喰い尽くされ、大増殖したプラネットイーターが全宇宙へ散らばり、銀河ユニオンの存在する銀河系へも押し寄せてきたのだ。

 星から逃げる術のない者達は、全天より迫りくる悪魔を前に、ただ茫然と立ち尽くし、やがて母なる惑星と共に宇宙から消えるのであった。


 その悪夢が今この宇宙に、目の前にいる。この一機だけなのか、それとも他に大量に存在するのかも不明だが……プラネットイーターを前にした戦闘空母しらふじがする事は、ただ一つである。



 エデン宇宙軍全艦による核ミサイルの全弾射撃。

 その凄まじい輝きは、まるで太陽を生み出したかのようだ。

 

『こちら観測艦シラス。全弾命中……なれど目標に変化なし! 止まりません!』

「化け物め……もはや打つ手なしか……全艦、エンジン超臨界へ! 特攻用意!」


 その時だった、眼前に迫る巨大ボーリングマシンがビカビカと閃光をまとう光の槍に貫かれ消滅したのだ。後方のボーリングマシンも同様に、粉々に消し飛んでゆく。


「なっ……いったい何が起きている!」

『こちら戦闘空母しらふじ。この戦場を引き継ぎます。エデン宇宙軍は後退してください』


 謎の白い女性の通信と共に純白の巨大戦闘艦が、とても巨艦とは思えない速度で、滑り込むようにエデン宇宙艦隊前方へ割って入った。そして巨大なユリの花を模した後部ケージ艦が分離し、装甲を複雑に展開させてゆく。同時に格納されている重巡洋艦八隻、重駆逐艦十六隻がガイドレールを伝い、次々に放出されてゆく。更に四隻の大戦艦はケージ艦の推進力の一部を担っている為、後方からエンジンブロックが抜け落ちるように放出された。ちなみに大戦艦の全長は1300mと非常に巨大だ。


 全ての艦艇が尻尾をフリフリさせるしらふじを中心に艦列を組んでゆく。

 最後にしらふじ周囲の空間が歪み、巨大なハチの巣のような射出口が左右合計六機現れ、全長60m程の雪牙級突撃艦を猛烈な勢いで射出を開始する。

 その数、なんと千隻。白鬼壱式のベースとしらふじが言っていたが、とても武骨で、色以外全く似ていない。だが、隊列を組み佇むその姿は、まるで白い騎兵のようでとても美しい。

 これこそが膨大な亜空ケージを持つ、戦闘空母しらふじの真骨頂である。

 

『全艦、オールウエポンズフリー! 全ハイペリオン砲へエネルギー充填! ヘルメトロン砲弾込め!』


 しらふじが側部の巨大な両腕を前方へ向け展開した。

 ぱっと見は、そう、ザリガニだ。

 両腕と船体各部、合計五門の巨大な砲身が光の粒をキラキラ放出しながら回転を始めた。同様に各艦も艦首に装備された砲身が回転しながら光を帯びはじめる。


『全艦ガトリングハイペリオン砲、放射!』


 ビカビカと激しく瞬く閃光をまとった青白い光線群が全艦から放射された。

 その光線は複数の巨大ボーリングマシンをいとも容易く貫通してゆく。

 そして貫かれた目標は、穿たれた部分から閃光に侵食されるように消滅していった。


「ハイペリオン砲って、ファフニールの核力砲に似てるかも」

「良く気付いたね。実は同じ原理の兵器だよ。それをパルス放射するんだ。その威力は御覧の通り。ただし使われてるエネルギーと動力炉が違うから、若干特性も変わってくるの。ボクの場合――」

「後で聞くから、攻撃に集中!」

「あ、はい」


 敵も黙って消滅を待つ事はしない。後方の無事なボーリングマシンから小型の、それでも全長十㎞近くあろうボーリングマシンが、わらわらと何百も湧くように飛び出した。

 それらの動きを見透かしたかのように突撃する雪牙級突撃艦群。この艦の主兵装はヘルメトロン砲だ。それを目標に向け発射、発射、発射。小型ボーリングマシンに命中すると、対消滅するかの如く、瞬時に消滅してゆく。


「うーわ……あの弾頭って、あんな凄い威力だったのね」

「うん、そうだよー」

「でもなんであの時、私とクロちゃん消えなかったんだろう。あれ見る限り、直径十キロの空間がまるっと削り取られるように消えてるよね。ほらあれ、消滅範囲からはみ出てる部分が残ってる」

「うーん、確かに謎だよね。ボクもあの時、キキョウちゃんを失う事を覚悟したもの」


 ハイペリオン砲と突撃艦の猛攻で、瞬く間にボーリングマシン群の掃討が完了した。

 今のところ敵の増援はなさそうだ。


「それにしても、とても運が良かったよ。ほとんど反撃がない」

「どういう事?」

「あれは武装のない初期型に近いプラネットイーターなんだよ。世代を重ねると学習して小賢しくなるの。例えばシャフトを全方位に配置し同時侵攻させたり、要塞砲クラスの荷電粒子ビームや流体波動砲を撃ってきたり、惑星上の都市を狙ってコバルト爆弾ばらまいたり、集団で行動したりね。そうなるともうボク単艦じゃ対処不能」

「でも、すごい手際だったよ。格好良かった」

「しゅごかった」

「えへへへ……二人ともありがとう。じゃあトドメ刺しちゃうね」

 ここまで読んでくれて、ありがとうございます。(キキョウ)

 剣と魔法のファンタジーだったのが、急にスペースオペラになっちゃったね。

 元々ゴーレムと称してロボットも出てきてたし、特に驚きはないかも?

 でも、まさかとは思うけど、このまま銀河漂流編とか、銀河統一戦争編とか、とんでも展開しないよね?

 とりあえず……今回の展開は許そう。だがこの先、私は静かに暮らして、出産して、ラヴィンティリスにトラブルなく帰るの。そしてクロちゃんと結婚式挙げるの!

 頼むよホントに!

「キキョウちゃんが一級フラグ建築士みたいになってる……」

 ここ本編じゃないから大丈夫。たぶん……

「キキョウちゃんと二人きりで、銀河漂流編も悪く無いなぁ……宇宙仕様の白鬼作ろうかなぁ」

 やーめーてー。

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