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第75話までの振り返り

「と言う訳で振り返りですよー」

「おおっ、ミューギンさんが話を進めてくれるのか」


「はいー。

 新入りですものね。

 メンドくさい件を引き受けて、かつ読者さんにも覚えてもらわないと。

 正直あたしそんなに目立つ活躍の機会無いですからねー」

「なるほど」


「と言う事で登場人物ですよー」


1、人間たち


 〇主人公:イズモ

  ウルダ国で有名な存在になってしまった18歳の青年。日本人出雲働としての記憶と意識を持つ。

 

 〇クー・クライン

  実の弟セタントを名乗っていたが、実はその姉であった美少女。

  ウルダ国でも有名な退魔騎士ナイトの家柄、クライン家の娘


 〇スァルタム・クライン

  クーの父親。

  |退魔騎士の中の対魔騎士ナイト・オブ・ナイツ

  イズモは好感度高いと言っていたが、やはり結構問題の多い困った人物であるらしい。


 〇コンラ

  スァルタムの配下。

  実はクーの乳兄弟であったりもする。

  多少は役割がある筈なので、なんとなく覚えておいて欲しい

  

 〇エメル

  ウルダ国の王女。

  国王軍を率いて反乱を起こしたスリーブドナードの鉱山へ向かう。

  その副将を頼まれたのがスァルタム・クライン。

  まだどんな人物かは分かっていないが、ワガママ娘と言うウワサ。


 〇カスバド

  エメルの参謀、呪術師(ドルイド)でるらしい。


 〇コナータ国六人の呪術師(ドルイド)

  長姉:メイブ。

    クイーンメイブと呼ばれる

  次女、三女、四女:デルブリュー、エフネ、エーレ。

    それぞれ、美味しい食べ物、お金、良い男、にしか興味が無いらしい。

  五女:クロトー。

    戦闘好き。兵士を率いて戦場に行ったりもしている。

  六女:ミューギン。

    ほんわかした末娘。魔法医師(デアドラ)の能力があるらしい。



「覚えてますかー?

 その中であたしとクロトー姉だけがウルダ国に来たんですよー。

 目的はスリーブドナードの鉱山に行って、イズモ先生と仲良くなる事です。

 だからー、ミューギンはすでに目的をほとんど達成したと言っても良いでしょう。

 えっへん。

 あっ、しまった。

 イズモ先生にバラしてしまいましたー」

「この振り返りは本編空間とは別みたいだから、いーんじゃない。

 それにミューギンちゃんが、コナータの王女の妹だって、うぃるっちも思いっきりバラしてたぞ」


「そうなんですかー。

 じゃ、良いですねー」

「…………ミューギンちゃんは本当に気にしない性格だな。

 しかし、とするとミューギンちゃんの姉クロトーさんもこのウルダ国に向かっている訳だな」


「多分、もうウルダには着いているんじゃないですかー」

「そうなのか。

 今後物語に関わってきそうな情報だな」



2、魔物たち


 〇魔凶鴉(ネイヴァン)

  伝承ではワタリガラスの姿で戦場を飛び回り、恐ろしい鬨の声を上げると戦士達に狂乱をもたらし同士討ちをさせると言われる。ネヴァン、ネヴィンとも言う。

 

 〇半豚半馬(ナックラヴィー)

  伝承ではケンタウロスに似た馬の様な体、ブタの様な鼻面と長く裂けた口を持ち、不作や病の流行や干ばつをもたらす。


 〇呪いの猪(ダイントルク)

  古代ではイノシシの事をトルク、もしくはトゥルッフと呼んだ。一般的にイノシシは勇猛な生物として描かれるイノシシだが、ダイン地方に耳も目も無いイノシシが現れ人を襲ったと言う。魔猪とは少し別系統かも。


 〇黒死の妖犬(モーザ・ドゥーグ)

  マン島に出現した伝説の毛深い黒妖犬。仔牛ほど大きく、真っ赤な眼をしている。


 〇七竈の魔物(シアバーン)

  ひとつの目、ひとつの腕、ひとつの脚のみを持っている。魔法のナナカマドの樹を守る番人。


 〇妖河狸魔(アーヴァンク)

  大きな青黒いビーバーの魔物。爪は鋭く獲物の魚を引き裂いて食う。性格は気荒く、人間さえ食い尽くす。


 〇クァルンゲの雄牛

  本来の伝承ではドン・クールンギャと言うとても立派な雄牛。アホウな事にこの牛を求めて国と国の戦いになってしまうほど。

 この物語では魔物として扱う。次章重要な役割がある予定。


「魔物ですねー。

 作者によると……基本ケルト神話絡み、もしくは近辺ウェールズイングランド辺りの伝説限定で持ってきているそーです。

 漢字に関しては、イメージを分かり易くするため、作者がテキトーに考えたので変に本気にしないでね、とのことですよー。

 誰も本気には受け止めないですよねー」

「まーな。

 それに石の巨人(ゴーレム)なんかはヘブライ語でユダヤの伝承とされているから関係無い。

 まー、メジャーな魔物だし、その位はアリなのか」


「ここで、ミューギンちゃんの独断と偏見による魔物の強さ発表を行いまーす。

 あくまでミューギンの考えですからねー。

 間違ってても、なんの保証もしませんよー」

「ほほう」



 ランク50

  魔凶鴉(ネイヴァン)

  妖河狸魔(アーヴァンク)


 ランク100

  石の巨人(ゴーレム)

  半豚半馬(ナックラヴィー)


 ランク200

  呪いの猪(ダイントルク)

  黒死の妖犬(モーザ・ドゥーグ)


 ランク300

  クァルンゲの雄牛


 ランク1000

  金属の巨人(メタルゴーレム)


 ランク2000

  七竈の魔物(シアバーン)



「以上でーす。

 ちなみにランク50とはフツーの人たちが50人はいないと倒せないと思ってもらえれば良いですよー」

「なるほど、50人力くらいに考えればいーか。

 …………とすると、金属の巨人(ゴキブリ)って千人力?!

 そんなに強かったの?!」


「あったりまえでーす。

 みんな言ってたでしょう。

 フツーなら倒せない怖ろしい魔物だって」

「そーいや、なんか言ってたような…………

 だけど、害虫だしなー」


「だからー。

 イズモ先生は非常識なんでーす」

「ひどい。

 とゆーか、俺今悩みをクー・クラインに打ち明けてるところでさー。

 すげー俺にとっては大事なシーンで。

 魔物の事とか気にしていられないんだけど…………」


「分かりました。

 ケルちゃんと馬車の御者はしばらくミューギンが引き受けますけど。

 あたしは戦いは不向きですからね。

 イザとなったらお任せしますよー」

「俺だって別に害虫退治の専門家なんかじゃないんだが…………

 まーしょうがないや。

 やるしかないんだろうな」


「はい。

 と言う事で今回の振り返りは以上です。

 お相手はミューギンちゃんでしたー」

「……次回から全部ミューギンちゃんに任せて、俺はしゃべらなくてもいーかな」

この作品はカクヨム様にも投稿しています。

そちらの方が先行していますので、先が早く読みたい方はこちらへ。

https://kakuyomu.jp/works/16817139554585514621



YOUTUBE様にてこの小説の朗読動画/オーディオブック投稿中です。

心の広い方はチャンネル登録して下さると最高です。

https://www.youtube.com/@user-vx7ik6wo6x


宣伝でした。

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