無言のやさしさに
窓辺から夜空を覗いた
君も見てることだろう
この月を・・・
そう思うと心が静まるよ
月の下をすじ雲が流れてゆく
まるで字幕スーパーのように
僕にはそれが読めなかったんだ
どこか遠い国の言だと思って
月の下を白い雲が流れてゆく
まるで君の優しさのように
僕にそれが少し解ったんだ
すぐ傍の君のやさしさを
過ごした時を思い出したんだ
すぐ傍の君の無言のやさしさを
僕はタバコに火をつけ
夜空に煙を燻らす
風にながれて月へと消えた
逆らわずに・・
誰も傷つけずに・・・・
もう揺らぐことはない
僕は・・
君という太陽に照らされた
月だから
読んでくださりありがとうございました。