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魔王転生  作者: 紫舜邏 龍王
より良い国作り
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68話 妖怪達は何してる?

登場人物紹介を連続でするってどうなの?と自分でも思いましたw

 レムリア国東区域霊廟前広場。そこには東区域に住む魔獣達が集められていた。そして、この国に移住する事になった亜人達も。ゴブリン、オーガ、オーク、サイクロプスの事だ。更には、三魔獣達も加わっている。ラリマは以外と簡単に了承したらしい。砦防衛戦の時に、このままでは駄目だと判断したのだろう。三匹の訓練を許した。そう、今から始まるのは魔獣達の訓練である。これから、魔法や格闘、仲間との連携、武器の扱い等を叩き込んでいく。フェナカを訓練した時のように。


「諸君!よく集まってくれたな!我が今日から貴様らを鍛える事になったアルバートだ!良いか?我は優しくない。ビシバシいくぞ。泣き言を言う奴はいらん!この国に必要なのは強い兵士だ!レムリア様の為に力を出せる奴を望む。その事を忘れるな!我は貴様らの肉体を鍛え、戦術を叩き込み、異種族間でも連携が取れるようにしてやる!魔法に関してはハウラ様直々に教えてくださる。感謝しろ!では、早速お前達の力を見る。手始めに霊廟の周りを千周走って来い!さぁ行け!!」


 魔獣達は一斉に走り出すが、ゴブリン達は驚きを隠せない様子だ。


「は!いきなり千周!?殺す気かよ!」


「文句があるなら、我より強くなってから言え!バカものが!出来ないなら我が殺すぞ!」


 言いながら、文句を吐いたゴブリンを最高速度で蹴る。本人は軽めのつもりだが、スピードが乗っていた為、良い感じに吹っ飛ぶ。


「お前達は余所者だという事を忘れるな!強くならなきゃこの国から追い出すぞ!コラ!」


「ひぃー…」


 超スパルタな鼻高天狗に怯えながら、走り出す亜人達。これから地獄の日々を送る事になる。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 

 北区域関所前広場。そこには普段は自由に好き勝手している妖怪達が集められていた。


 その妖怪達の前に立っている大天狗。その名を、ジャスパー・レイド。


「諸君。先の南の砦における防衛戦の事は知っていよう。南のスライムは勿論、西の妖虫、そしてここ北から天狗を派遣し見事防衛した。しかし、エレス氏はこの事を重く受け止め、対襲撃チームを作る事となった。そのメンバーに諸君らが選ばれたのだ。光栄に思うが良い。今後は東区域で行われている訓練に合流し、お互いに連携を取れる様にする事!良いな!」


「はい!」


 皆元気よく返事をする。それを確認し、満足そうに頷くジャスパー。


「よし。今後はジェムシリカ氏のガーゴイルをよく確認しておけ!各地に存在するそれは、侵入者があれば場所を含めて教えてくれる。見逃さないように!」


 その後、決まっている事をいくつか話し解散になった。そのまま対襲撃チームは訓練に合流する為に、東区域に向かっていく。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 レムリア国を北区域から出て、数十キロ先にある場所。ここに今温泉街を作っている。最初は温泉施設だけの予定だったが、どうせなら宿泊出来る様にしようという事で色々話し合った結果、土蜘蛛達が各々建てたい建物を建てると言い出し、誰も止められずにこのような結果になった。作業は順調かと思われたが、一つ問題が発生する。近くの火山に住むヘルハウンド、別名ブラックドッグ達が縄張りを荒らされたとして、戦いを挑んで来たのだ。これに河童、土蜘蛛達が応戦する形となる。河童達は腕に装着しているガントレットのスイッチをONにする。その瞬間、全身がプロテクターで覆われ、最後に背中に甲羅型アーマーが現れる。河童の戦闘服だ。


「我らの縄張りを荒らす者噛み殺してくれる!」


「話し合う気がないのなら、こっちも手荒に行くからな!」


 河童達のリーダーで偶々視察に来ていたアクアがヘルハウンドに水流弾を撃ち、戦闘を開始する。





 

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