43話 色々教えてあげる
大変長らくお待たせしました。今回はアメジスト視点です。
そして、後半一部エロ注意です。軽めのつもりではありますが…
もう1人の魔王、フェナカ・ゼオラの存在は全員に報告された。そして、この一角ラビィを育てる日々が始まった。
「では、良いですか?この国について説明します。まずこの国の魔王様。まぁ、知っているとは思いますが…」
国についての勉強はフローラと、ジララが担当する。
「見たところ、フェナカちゃんにも魔法の素質があるようだからね。君に魔法のなんたるかを、教えてあげよう。」
ハウラは魔法を教える事に。
「今は弱いだろうが、私と喧嘩できるくらいには鍛えてやるぞ。」
近接戦闘をラピス、集団での戦闘を天狗達、武器の扱い方と、それを使った戦闘を河童達が教える。
「楽しい拷問の世界を教えてあげますよ。姉様達は見ていてください。良いですか?拷問は大雑把に分類して2つ、痛みによるものと快楽によるものがあります。」
拷問、尋問をスパイダーが教える事に。
「私は様々な生物と戦ってきましたからね。体の構造を見れば弱点はだいたい分かります。」
ラリマからは相手の弱点の探し方や生物の構造等を教える事に。
因みに、レムリアも一緒になって学んでいる。2人で成長しているようだ。私も時間が空いた時に、様子を見に行って話を聞いていた。
レムリア国の授業は2人とも真剣に受けている。フローラとジララの話はとても分かりやすいし、2人の掛け合いが面白くて、頭に入ってきやすい。
ハウラ師匠もさすがと言うべきか、フェナカは簡単な魔法、初歩中の初歩ではあるが、扱えるようになってきている。
妖怪達による戦闘訓練はかなり本格的なものだ。己を高める事が好きな者がいて、訓練内容はそいつが決めているらしい。戦力増強の面では妖怪に訓練を任せても良いかもしれない。
ラリマはさすが数多の生物と戦ってきた事があるだけに、その体の構造も熟知している。その生物に変身もできる為、とても分かりやすい。
問題はスパイダーだ。それを教える必要があるか?と思う内容だった…
「情報を吐かせるには痛みを与えるのが一番です。熱湯をかける、爪を剥ぐ、歯を折る、縛り上げる、ギザギザの板の上に正座させ、重石を置いていく、三角木馬に乗せて、重石をぶら下げる、肛門に棒を挿す等々。因みに、痛みに耐える訓練をしている者もいて、効かない事があります。そういう時は快楽拷問に切り替えると有効です。この捕らえた人間をご覧ください。痛みを与えても耐えてきました。この屈強な男でも快楽を与えると簡単に堕ちます。ふふ、あそこもデカイですね。この棒の先をこのように手のひらで擦るだけで、ヒィヒィ鳴きます。この快楽は永遠に続き、やがて…」
後半はお前の趣味なんじゃないか?そして姉2人は何故止めない?レムリアとフェナカも何か突っ込めよ…
大半が真面目に教えているおかげでフェナカの成長スピードが上がってきている。それを見て皆も嬉しいのか教える量も増えていっている。まるで昔の自分を見ているようだ。あの時の皆もこんな気持ちだったのだろうか…こうして皆が1つになっているのが嬉しい。私もできる限りの事は教えよう。
そして月日は流れ、レムリア城が完成する頃には、フェナカは人型の姿に成長した。
スパイダーの授業の時はレムリアは何を考えているのでしょうかねぇ(笑)