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氷剣を抱える少女は、異世界を渡り歩く  作者: 無責任豪雪地帯
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第4話 デスカイザーフロッグは(基本的に)強敵である

矛盾・誤字脱字の可能性あり。先に誤っておきます。



 私は依頼を受けて、Aランクモンスター「デスカイザーフロッグ」を狩りに行った。

 さて、向かった場所とは言うと、ダンジョンである。

 あの謎のシステムであるダンジョンである。

 ダンジョンとは、何もないところに突然入り口が発生し、その中には幾多もの種類のモンスターが生存している。

 しかしその仕組みは本当に謎である。

 極端な例をいうと、崖の上に入り口があるダンジョンがある。

 しかも、入り口を降りてからしばらくまっすぐ進むのに、道がある。

 現実世界のそこには、なにもないはずである。

 しかしダンジョンでは存在する。

 ある研究者は、ダンジョン事態が異世界なのではという説を主張している。

 しかし、ダンジョンがなぜ発生するのか、なんのために存在するのかについては、謎である。

 

 それはさておき、デスカイザーフロッグは、ダンジョン「アポカリプスの神罰遺跡」B2階のある小部屋に発生すると言われている。

 

 ちなみにダンジョンではモンスターの発生の仕方もおかしい。

 モンスターは通常は、家族とかがいるはずである。

 しかしダンジョン内のモンスターは、いくら探しても一匹しかいないのがざらであるのに、倒してもしばらくすると、モンスターが発生するのである。

 通常現象では考えられないことである。

 

まあ、ダンジョンで発生するモンスターは基本的にはダンジョン内から出てこないので、近場でも高ランクモンスターを狩れるので、重宝しているけどね。

普通にAランクモンスターを狩ろうと思うと、奴らは遠くにある環境がものすごい極限地にいるので、行くのも、狩るのも大変なんだけどね。


「お嬢ちゃん、ギルドメンバーの証は持っているかい?……おお!Aランク候補の方でしたか!それではお通りください、もしかしたらダンジョン内に入るのは初めてかもしれませんが、気負わずに危機を感じたら、逃げれば死にはしませんぞ。」


 職務に忠実な兵士に、高評価な私は、思わずニコリとして、ありがとうと笑顔で兵士に手を振りながら、ダンジョンに入っていった。

 ダンジョン内に入ると一気に雰囲気が変わった。

 へえ、これがダンジョン内の空気……!

 きっちり、同じ形の石を几帳面に積まれた西洋風の石壁から感じる強固なオーラが、うすら寒い地下の空気と合っていて、空気も清涼なように感じられる。

……と、呼吸にも注意しないとね。

モンスターの中には、空気に毒や、幻覚を見せる胞子などいろいろな罠を潜ませる奴もいますからね。   

 

 私は順調に氷剣を使わずに持ちまえの剣だけで、石壁の廊下を徘徊するモンスターどもを狩っていった。

 廊下を徘徊するようなモンスターは弱く、最高でもCランクである。(もちろん例外はあるが)

 途中に特筆すべき障害もなく、私は、目的の小部屋の前に辿り着いた。

 しかし、中からは喧騒が聞こえてくる。

 少女の声の様だ。

 

「……キャァァァ!……が!……が!」


 私はできる限り急いで、最大限の警戒を払いながら、中に入るとそこでとんでもないものを見てしまった。

 そこには、カエルの口にくわえられた少女がいた。

 訂正。カエルの口に脚をくわえられた全裸の赤髪の少女がいた。


「キャァァァ!」


 私は叫んだ。

 ダンジョン内でいきなり全裸の少女と遭遇してしまうとは思ってもいなかった。

 しかも、その少女はボインボインである。

 私は、NaIMuNeである。

 胸部の格差是正を訴えたい。

 それはともかく、カエル(=デスカイザーフロッグです。)を倒し、少女を助けなければならない。

 冒険者ギルドの規則にも、「ほかの冒険者が危機に陥っている場合は、できる限りの範囲で助力せよ」というものがある。

 

 さて、カエルを倒す際に気を付けなければならないのは、その皮膚の粘膜である。Aランク並みのパワーももちろん必要であるが、剣士がカエルを倒そうと思ったら、きちんと皮膚に対して垂直に斬らねばならない。

 さて、その際、一番の狙いどころは、頭である。

 頭を半分に切り裂いて脳をぶちまければ、そのあとは確実になにもできずに死ぬ。

 ちなみに、眼は普通に切り裂けるが、あまりお勧めはしない。

 火事場の馬鹿力があるのかは定かではないが、見境なく暴れ始めて、手が付けられなくなる。攻撃の命中率が低いので確率は低いが、死のリスクもある。

 モンスター相手には一撃で決めるのが一番いいのである。


「そこの少女!今からカエルを倒すから、飲み込まれないように頑張って!」


「き、来てくれたんですか!うわぁぁぁぁ!誰も来ないと思ってもうあきらめようかと思っていました!あああ、神様ありがとうございます!」


 少女が必死の抵抗を始める。

 カエルの視線が少女に向いた隙を狙って、私は一瞬でカエルの後ろに回り込む。

 私が居なくなったのにカエルは気が付いてとりあえず後ろに拳を放った。

 ああ、敵が目の前からいなくなったらとりあえず後ろに攻撃する判断は、さすがはAランクモンスターといったところね。

 だけど、届かない。

 私はとっくに飛び上がっているから。

 後ろにも私が居ないのに気が付いたカエルは、ふと上を見た。

 それは、偶然だったのかもしれないし、なにか第6感が働いたのかもしれない。

 カエルは私を見つめて、さらなる追撃を放とうとした。

 けどもうとっくに手遅れ。

 私はカエルが何かをする前に、カエルの脳を二等分した。


 カエル……いや、デスカイザーフロッグは私の剣の前にその命を散らした。


 ありがとう、デスカイザーフロッグ。


 こうして少女は、赤髪の少女を救った。

ごめんなさい!

今回はネタを2つもぶち込んでしまいました!

まずカエルにくわえられる(美)少女。

これは、ちょっと前にアニメ化されたあの作品ですね。

作者様すみませんでした。入れずにはいられなかったんです!

次に、NaIMuNeですね。

これは、Fクラスの不憫な(貧乳)少女がテストにて回答拒否したという伝説を……。

このネタがわかる人とは気が合いそうです!

でも作者様、本当にごめんなさい!

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