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第一話

まだまだ肝心なところには触れられませんでした!すいませんorz

「ジリリリリリリリッ」

「ガチャン」


けたましく鳴り響く目覚まし時計を止め起きて、そういえばと俺はカレンダーを確認する。


「よっしゃぁぁぁぁぁあ!!」


まるで宝くじで一等を当てたかのような(当てたことはもちろんないので妄想だ)叫び声を上げると廊下から、

うるさいわねー、いいから早く降りてきなさい

と母親の声聞こえてきた。いつもの俺ならここで、

うるせぇババァ!

と激しいツッコミを入れてるところだ。しかし今日の俺は機嫌がいい。なんたって今日は小学生の頃から待ち焦がれた心域分断化と召零儀式が行われる日なのだから。


俺は急いで部屋を出て階段を降りると、リビングで朝食を食べている母と妹に


「おはよう!」


と挨拶をした。

しかし母と妹から帰ってきた言葉は

何どうしたの?キモチワルイ。ぶち〇すぞ!と心の中でキレながらも席につき食べる、と言うよりは口の中に押し込むようにしてつぎ込む。

朝食は大事だ。一日の始まりである朝にどれだけたくさんのエネルギーを自分の中に蓄えられるか、それによって自分の活動能力に差が出てくることもあるからな。


「そういえばあんた今日分断化と召霊やるんだっけ。大丈夫だとは思うけど気をつけてね」

「えー、お兄ちゃん今日なの!?いいなぁー私も早くやりたいー」


考え事を遮られまともに話を聞いていなかった零人はあ、うん。とだけ返事をした。


「私はまだあと三年もあるのかー、早く時間がすぎればいいのに」

「あんた中一でしょ?だったらあと二年じゃない」

「えーでも中一中二中三って数えたら三年間だよ?」

「あれー、ほんとね。なんでかしら?」


と盛り上がるバカ二人を置いて零人はさっさと皿を片付け部屋に戻る。

はぁ、馬鹿に生まれなくて良かった、とため息をつきながら制服に着替えると弁当を入れてないカバンを持ち家を出た。

この弁当を忘れるのは零人のいつものこと。つまり零人も馬鹿なのだ。

そんな事にも気付かず零人は鼻歌を歌いながら学校へ向かった。


------------------------------------------------------------


「おっはよーう!」


教室のドアを勢いよく開け教室を見ると自分以外の生徒は皆中心に集まり誰もが興奮し喋り合っている。


(ちっ、なんだ。やっぱもう皆来てたのか。こーゆー日だけ、単純だなぁ)


と思う零人もいつもより20分以上早く学校に来ているのだ。

それほどまでに今日のイベントは皆ワクワクしながら待っていたのだ。


「おっ、零人おはよっ、やっぱお前もいつもより早いんだな」


「当たり前だろ。今日は待ちに待った大イベントだぞ。今日だけは熱があっても学校来てたわ」


「だよな!さすが零人!」


この気楽な少年はクラスメイトの坂井晴人。まぁ俗に言う幼なじみって奴なんだけどコイツとは小学校からずっと同じクラスで並々ならぬ腐れ縁を持ったやつだ。

そうこう話してるうちに先生がやって来た。


「よーし皆来てるな。今日は分かってるとは思うが大事な日だ。昼休みまで寝ててもいいから安静にしててくれよな」


いつもは寝てるような奴も真剣に先生の話を聞き、話が終わるとまるで大統領演説後のような大歓声が沸き起こった。


「よし!それじゃあHRを終わります!昼休みになったらすぐ魂挿堂に集合するように」


そう言い残し先生が教室を出るとさっきより一層と騒々しくなったのは言うまでもない。学校ではクール(自称)で通している零人でさえ興奮して晴人の頭をベシベシと叩いてしまう程なのだ。


「いってーなぁ、やめろよー」


「とか言いつつ晴人も嬉しそうじゃないか」


零人は茶化すように言うと晴人の頭を叩くのをやめ、椅子に座った。


「それとこれとは話がちげーだろ!」


晴人はやれやれと言った様子でため息をついた。


「まっ、昼休みまでは大人しくしとこーぜ、晴人」


「そーだな!何かあったら大変だし大人しくしとくか!」


「まぁ晴人が大人しくしてられるとは思えないけど」


「ばーか、俺だってやれば出来るんです!」


さて、こんな話が4時間目まで続くことになるのだが晴人と零人は意外にも大人しく、いや、儀式の事しか考えていないのだがその事だけに集中して授業を受けていた。

まさか主人公の日常だけで丸々一話使っちゃうとはね…自分でもペース配分下手だなぁと思っちゃってます(^_^;)


第一話お読みいただきありがとうございました!

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