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しるし2(詩集)

ヒマワリがとまらない

作者: さゆみ


震えてしまうのは

寒いからではなく

泣いているからではなく

熱さに耐えているからではなく

見上げることに疲れたから


ヒマワリがとまらない

ヒマワリがとまらない


向かえ、空に

触れろ、掌に

伸ばせ、風に


震えてしまうのは

寒いからではなく

泣いているからではなく

熱さに耐えているからではなく

自身を保つのに疲れたから


ヒマワリがとまらない

ヒマワリがとまらない


望め、太陽を

目指せ、神を

つかめ、愛を


ヒマワリはとまらない

ヒマワリはとまらない


開け、胸を

悟れ、闇を

放て、光を


果ては、想い人へ






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― 新着の感想 ―
[一言] 日に向かう葵と書いてヒマワリ。 でも望んで向かっている訳でもない。 向日葵を視点を変えて見ると普段のイメージとは反対になるんですね。 面白いです。
[一言] お世話になっております、太ましき猫です。 リズムが効いていて、読み心地が良いですね。 太陽を見上げ追うひまわりの光景と、誰かを見つめる想いが重なり合っている様に感じられて、最後は少し切ない…
2015/08/06 20:24 退会済み
管理
[一言] 震えてしまうのは〜の言葉が凄く印象的て、私的に好みです。 ひまわりって明るいイメージというか、暗部と対極のイメージしかなかったんですが、きっとこの夏、向日葵を見る事があれば違う印象を持つと思…
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