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数分も歩くと鷹は目的の場所にたどり着いた。

途中から静かになった月は鷹に引きずられながら穏やかに寝息をたてていた。月の大物感に鷹は少し驚いていた。

鷹はそんなことを考えながら入り口の扉を蹴り開いた。

扉が内側にぶっとぶ。

「何事ですか!? 敵襲ですか!?」

「俺ですよ」

部屋の中から女性の悲鳴が聞こえてきたので鷹は何とも無しに答えた。

すると部屋の中から出てきた年嵩の男性に鷹は拳骨を見舞われた。

「いってぇな!! なにしやがんだよ真金!!」

「貴様は人生の先輩に敬語も使えんのか」

鷹は怒号をあげるが、男性には全く堪えていないようだ。

今鷹を殴ったのがさっき話題に上がった(くろがね) 真金(まがね)だ。

真金はこの拠点の最高責任者。もっと言ってしまえばこの国の最高責任者である。

そして、今となっては数少ない天使の善行と悪行の両方を身を持って体験している人間である。

「それで、どうだった?」

「・・・なにがだよ」

殴られたのを根に持ったのか鷹がふてくされたように応じる。

「今回の敵の強さだ」

真金の発言を聞いた鷹は顎に手を当ててさっきの戦闘を回想する。

回想の途中で回想するほどのことをやっていないことを鷹は思い出した。

「まぁ、下位は下位って感じかな。権天使ごときがいくら集まったって物の数じゃないな」

「第一世代でも勝てそうか?」

「愚問だな」

鷹の報告を聞いた真金はふむとだけ言うとすぐに思考を切り替えた。

「お前の報告はわかった。それで月は知らんか? 呼んだのに一向に来んのだ」

真金の質問に対して、鷹は視線を下に向けるだけだ。自然と真金の視線も下に向かう。

そこには丸くなって安らかな寝息をたてている月がいた。

真金は嘆息すると、鷹を軽く労ったあと部屋に戻るように告げて追い出した。


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