表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/38

参拾

自室にたどり着くとベッドに倒れこむ。

もう何をする気も起きない。このまま永遠に寝ていられそうな気すらする。だが、鷹には寝る前にやることがあった。

「ブリュキエルはどこで寝る? ベッド使いたいなら退くけど」

「あの・・・一つ質問していいですか?」

ブリュキエルはおどおどとした様子で挙手をする。

「ん? 別にいいけど? 拒否する理由も無ぇし」

「ならお言葉に甘えて・・・睡眠ってなんですか?」

開いた口が塞がらないというのはこういうときに使う表現なのだろう。

先述した通り天使は人間や生き物が行うべき生理的行動を一切しない。が、正直睡眠をとらなくていいとかチート過ぎると思った。

面倒だがしょうがないので、眠い体に鞭打っててきとうに概要を説明することにした。

〜かくかくしかじか〜

「睡眠とはそういうものなのですね」

「く〜・・・」

鷹はブリュキエルが理解する頃には寝オチしてしまっていた。その『睡眠』という行為の実演を見せられたから早く理解できたのかもしれない。

睡眠という行為を正しく理解したからなのか、鷹が寝ているのにあてられてしまったのかブリュキエルの口からはアクビが漏れる。

「私も眠くなってきてしまいました。睡魔というのははじめて感じましたが、抗いがたいものなのですね」

ブリュキエルはそう独語すると鷹が眠っているベッドにいそいそと潜り込んだ。

起きていたなら鷹は必死に抵抗していただろうが、如何せん戦闘の疲労で当分は起きそうにない。そして、ブリュキエルは天使であったこともあって貞操観念というのが薄い。

この二つの要因が混ざりあった結果として二人が同じベッドで寝ることに繋がる。そんな二人を止めてくれるような人は少なくともここにはいなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ