Target:Ren_part09./episode59
11月28日金曜日。昨日の夕方、エリザとデートをしている間に雨は上がったが、今朝もまだ太陽は顔を見せなかった。気温は17度。普通どおりの日になりそうだ。
「起きろ」
「れ、恋っ!」
「何だよ。……で、エリザから聞いたんだが」
「ん?」
「お前、色んな女を振り回しているらしいな。……現実と二次元を混合するなんて、お前はそんな人間だったのか。……今日の弁当は抜きだな」
「いや、どうせ姉ちゃんが……」
「寝てるわボケ」
「お、起こさせれば……」
「バカじゃねえの? 時計見てみ。7時なんだよ?」
「なん……だと。じゃあ、エリザは?」
「先に行ったよ。『本当はダーリンと登校したかったけど、先行く』って言ってた。……まあ、エリザはクラスの『展示副委員長』することになったからね」
展示副委員長。つまり、それはクラスの展示品等を指揮する者を補佐する者を差す。ちなみに展示委員長は僕だ。3学年全体、生徒会全体の展示委員長は僕である。なので、実質のところ、学級展示は展示副委員長に任せたいものなのだが、まさかその副委員長がエリザだとは思わなかった。
「待て待て。そんなのいつ決まったの?」
「昨日の放課後だ。お前が生徒会室に行った後、私とエリザが宇城先生に止められてさ、それでエリザが『ダーリンが……』とかいう条件付きですることになった。で、今日は朝の7時半から顔合わせだから、先に行った。OK?」
「……そういうことか」
「うん。……あ、朝飯は普通にパンでいいよね?」
「いいぞ。ジャム塗って、それを口に咥えて走る……って」
「何そのアニメ展開」
「……な、何故読めた!?」
「そりゃあ12年来の幼馴染ですから。腐れ縁ってのは、こうやって延慶してくるもんなんだなあ、とつくづく思うよ。……つか、早く支度しろ」
「……急かすなよ」
「急かしてないよ。つか、分かってないようだけど、今日日直だぞ?」
「――なんだと?」
「だから、今日は日直だ……」
「よし、急ごう」
「……本当、お前は私のおはよう無しじゃ起きれないよな」
「悪いな」
「悪いなんて一言も言っていないだろう。……ただ、お前もまだ子供だなって」
「だってまだ17歳だしな。あと2週間しないと」
そう。今日は11月28日金曜日。僕の誕生日まで残り2週間である。……この2週間という時間は長いようで短い、そんな時間である。小学校時代、遊びに明け暮れていた頃はとても長いように感じる。逆に、高校生になって、色々と辛いことを経験すると、ふと気づいた時には日付が変わっていることもある。それだけ、短いように感じるのである。
「……私は凛の誕生日から更に2週間くらいだけど」
「そうだったっけか。まあ、毎年恒例の誕生日プレゼントはちゃんとやんよ」
「――スイーツで」
「『(笑)』を最後に付けないのか。流石だ……ぐふっ!?」
恋の拳が丁度僕の腹部を攻撃する。……熱いわけじゃないんだけれど、その炎のような強さは、本当に今まで経験したことのないような痛みへと変貌していった。
「わ、悪かった……」
「ふん! ……でもまあ、許す」
「え? ……デレ?」
「デレじゃねえよ。……つか、私が本気で怒るとでも思ってんのか?」
「お前は怒る前に泣くだろ」
「私は基本怒らないから!」
「今お前怒ったじゃねえか! 人に腹パンして何で『怒ってない』とか言えるんだよ……。ああ、マジで痛い」
「『基本』怒らないだけで、一切怒らないとは言ってないじゃん……」
「そうですかそうですか」
「……なにさ、そのガキみたいな口調は」
「な、なんでもねえよ」
「……そう。……じゃあ、今日の昼飯はコンビニ弁当か購買確定だね」
「2日連続かよ。……なあ、恋。僕今日購買行こうかと思ってるんだが……」
「ん?」
「……一緒に、来てくれないか?」
男が上目遣いをする、なんて言うのは考えたくもないが、今の僕は現にそれをしている。……別に半ば強制的にしろと言われたわけではない。選択肢が浮かんできた訳でもない。……何故かやっていたのだ。
「仕方ないなあ」
「ほ、本当にいいのか!?」
「うん。別にいいよ。だって今日、弁当作ってないもん」
「お前も寝坊したのか?」
「……っ!」
僕は無罪であるが、現実は非情である。その為、近くに置かれていた枕が僕の頭上から飛んできた。そしてそれは左の頬を直撃する。
「図星か?」
「……違うからな! 決して昨日遅くまでエロゲーやってた訳じゃな……はっ」
気づいた時、自分の心の中に抑えておくべきことを言ってしまっていたことってたまにあるよな。それは寝言という形としてでも、会話の上手な相手にその方向へと導かれる形としてでもだ。
「れ、恋さん!? ぼ、僕は決して何もしていな……」
「うわああっ!」
午前7時すぎに、僕の心は曇りじゃなくて雨になった。涙腺が緩んだわけではないけれど、無罪なのに叩かれ、少々悲しくなったのである。
***
朝の7時半には学校についた。久々に自転車での登校である。
僕の高校では、日直は1日だけしか仕事をしないものの、号令だとか掃除だとか、そういうものをしなければならない。それこそ、朝と夕方の掃除はやるのが大変だ。何しろ『教室を日直二人で掃除しろ』というのだから、本当に困ったものである。
学年委員長である故、号令をかけるなどの仕事は基本的に苦ではないものの、こういった掃除等の日直がしなければいけないものは、本当に酷いものばかりである。いっそ、生徒会で話し合ってもいいんじゃないだろうか。
そんなことを考えながら、一応建前上は真面目に掃除をする。
「恋、本当に弁当持ってきてないの?」
「朝飯食えなかったんでしょ? ざまあ(笑)」
なんだろう。(笑)は文字として見えたわけじゃないけど、どうみてもそう聞こえた。「w」と草が生えたのかもしれない。……まあ、どちらにしろバカにされたのは同じことであり、目の前のこの女は本当に暴力を振るう家事が得意な巨乳女である。ツンデレキャラで行くなら、暴力なんて振るうキャラにしなきゃよかったのに……とつくづく思う。
だけど、僕が恋に依存しているのは確かで、早めに依存をやめないと、後々本当に大変なことが起こりかねないだろう。
「恋の弁当美味しいのに」
「……それはそれはどうも」
「なあ、恋。本当に無いのか?」
「だ、だからさっきから無いって言って……」
「嘘だな。お前、今朝の4時くらいに起きていたもんな」
「……な、何でそれを」
適当に有りもしないような話をぶつけただけだったのだが、それは『嘘』じゃなくて『本当』だったらしく、会話がし難くなってしまった。
「……今日の4時くらいに一回目が覚めたんだ。その時、トントンとお前の家から包丁がまな板を叩く音が聞こえてさ。……なあ。嘘、付くなよ?」
「……ば、バレていたのか」
「へ?」
「え?」
「いや、僕の言ってたやつはただのデタラメなんだ……ひいっ!?」
箒が間近に見える。……その一本一本の毛が、もしも僕の目の中に入ったら……と考えると、それこそR18、グロすぎる。残酷描写あり、のラノベになる。……過剰なエロじゃなくて、過剰なグロじゃなくて、ちょっとエロくてちょっとグロいくらいが一番いいというのに、僕は一体何を……。
「バ、バーカ!」
恋は、突きつけた箒を自分の方へ引き寄せた。最悪の事態は回避したと言えよう。……だがしかし、本当にこいつが弁当を作ったというのなら、家においてきていないのなら、恋のバックの中に弁当があるはず……。
「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる」
「わ、分かった」
教室から出る。左にも右にも、どちらの方に進んでもトイレはある。が、左の方は生徒会室方面のトイレとなるわけで、もしかしたらそこでバッタリと会長に会う可能性だったある。……ああ、トイレ内じゃなくて、トイレを出たところでだ。そりゃあ、会長だって男装している訳じゃないしね。
ちなみに、恋のバックは教室を出てを左の方向にある。
「よし。ターゲット発見……」
恋の視界から僕の身体が無くなったのを確認すると、すうっと僕はバックを自分の方へ引き寄せた。
「さてと。弁当を探さないとな」
バックを開けていく。中には教科書類が当然入っており、ノートも入っている。決して、「中に誰もいませんよ」なんていう状況なんかじゃない。
肝心の弁当はというと……あった。ちゃんとあるじゃないか。
「でも、弁当が2つ……?」
流石に恋が2つも弁当を食うなんて考えられないけれど……。も、もしかして片方は僕のために作ってくれた弁当なのかな? ……それならなんで朝、昼飯作っていないなんていうことを言う必要が有ったのだろうか。もしかして、恋は僕に自分の弁当を食べてほしくなかったのか? 失敗したのか?
「なっ……なななっ……」
こ、これはやばい状況だ。弁当箱を一つでも持ちださなければ。……唯でさえ朝飯抜きで脳の思考回路も止まりそうなくらいな今、絶対に飯を食わなければ勉強なんて、授業なんて出きっこないだろ。……常識的に考えて。
「な、なあ恋。べ、弁当が2つ有ったんだけど……」
「しし、失敗したんだよ! ……あはは、私にもドジが移ったのかなあ、あはは……」
「普通、失敗した弁当を学校に持ってくるもんなのか?」
「そ、それは……」
「まあ、別に失敗してもいいよ。僕は相当不味い弁当じゃない限り、完食できる限り完食を目指す、そういう人間だからな。……1つ、朝飯に貰うよ」
「ほ、本当に失敗したんだ……」
「マジかよ。……でも、どうせお前の作る飯だし旨いんだろうな」
少なくとも、この前のエリザの作ったあの爆弾のような弁当よりはマシであることは確かだと思う。……あの弁当は正直二度と食いたくない。
「さてと。開封!」
「こ、こら待て……」
「おお。普通に良い出来じゃんか。……これ、本当に失敗したのか?」
普通に豪華な弁当だ。正直、僕がいつも食べている恋の弁当より遥かに色々とこもっているような、そんな感じがする弁当である。というか、めちゃくちゃいい匂いがするんだよな。唐揚げ、ご飯、スパゲッティ、卵焼き、ウインナー、そしてデザートにみかん。
食材だけならいつもと同じ……とまではいかないけど、1.5日分位だと思われる。……が、真骨頂はここからだ。ご飯の上に、『\(>0<)/ がんば~』と書かれているのだ。絶対、こんな弁当作るの大変だったろうに。しかも、綺麗に整えられているし。……もしかして、恥ずかしいのかな?
「じゃあ、これ食べていいか?」
「……勝手にしろ」
「酷いなあ、お前は。まあいいや。頂きます……」
箸を持ってご飯を口に運ぶ。海苔の付いていない所を先に食べたのだが、普通に美味しい。上段のおかずの入ったところから唐揚げをセレクトして、ご飯とともに口へ運ぶと、素晴らしいハーモニーが口の中を奏でているのが分かる。
「――本当、恋の作る飯は最高だ。将来どっかの料理屋で働けばいいのに」
「料理屋じゃなくて、素敵な旦那様……ゴホゴホ」
「旦那様?」
「……忘れろ」
「嫌だ。てか、お前にも、そういうちょっと乙女なところがあるんだな」
「だ、だから忘れろと言っているだろ!」
「……はあ。昔の純粋無垢なお前は可愛かったのになあ。スカートめくった時、チラリと見えたくまさんパンツ。しましまパンツだったっけ? 結構記憶に残ってるんだよなあ。……あと、お前小4の時の2分の1成人式で言ってたよな。『将来の夢は素敵なお嫁さんになることです……なんちゃって』って」
「なっ……」
「いやあ、録音機で取っておけばよかったなあ。あの話題で僕と愁と梨人は、それから一週間くらい話題持ち越しだったのになあ。今じゃ懐かしいな」
「ななな、なんだその話はっ!?」
「ん? ああ、あれからだ。僕が愁と梨人とお前を取り合う、なんて展開になったのは。結局、中学生時代の告白では尽く僕はお前に振られたけど」
「確か、電車の中で公然と『好きだ。付き合ってくれ』とかマジイケボな声で言われて正直ビクッたんだけど、あまりにも凛が迫りすぎていたから振ったんだボケが。……つか、なんで公の前で平然とやってのけるんだよ……」
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」
「いや、そういうことを言って欲しいわけじゃないから」
「確か元ネタもうちょい長かったよな」
「……話分かってる?」
「会話か?」
「『やった!! さすがデ●オ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!』……だっけ?」
「だから、私は凛に『全文を言いなさい』なんて言っているわけじゃないんだ。な? お前、頭大丈夫か? そんな頭脳で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない」
「お前成績優秀だもんな。……って、なんでお前のペースに私が合わせているんだ……。クソ。3学年の期末でお前を超してやる……」
「神は言っている、ここで死ぬ運命ではないと」
「その『死ぬ』っていうのは『内申点』とか、そういう現実的な話だろ?」
「そうだ。……だから、一応お前は最近いい順位と点数を取り出したんだし、死ぬ運命からは逃れられると思うんだけどな。それこそ、柔道を極めて五輪に出場するとかさ」
「そ、その柔道なんだけど……」
「ん?」
「や、辞めたんだ」
「マジかよ」
「うん。……文武両道を目指したんだけど、やっぱり無理だった」
「そっか。それなら仕方ないか」
「いやあ、悪いね。凛の話のネタを一つ枯らしてしまって」
「いいよ別に。つか、自分の意志を他人に操作されるなんて、僕は嫌だから、お前の意思を尊重しないことはないんだぞ、一応僕でも」
「そう。……人の弁当普通に食ってるくせに」
「こ、これは腹が減ってだな……」
「『腹が減っては戦はできぬ』。……『いや腹が減っては掃除ができぬ』とでも言いたいのかな? ……全然人の意見尊重してないじゃんか。バーカ」
「別に減るもんじゃないだろ」
「減るから! 普通に減るから!」
「……はあ。まあいいや。お前は掃除やれ」
「ふざけんな! 自分ばっかりいい思いしてんじゃねえよ!」
「とこ言ってツンツンしてるけど、どうせあと少しくらいなんでしょ?」
「……」
「図星か」
「ず、図星じゃな……」
否定しようとするも、恋が黙りこんでしまい、僕も言い返そうにもなにか言ったら色々とまた大変なことになりそうなので、あまり口を出せない。
「……弁当平らげるにはもう少し時間いりそうだな。先掃除やっててくれ」
「どうせ食べ終わる頃には掃除終わってだろうけどね」
「そう……かもな」
「何で真ん中に間を入れてんだお前は。名言風に言うんじゃねえよ」
「そう……なのか」
「だからやめい」
「そう……か」
「何かもう、突っ込み入れるの面倒くさくなってきたんだけど」
「そう……なのか」
「……っ!」
「痛っ!」
「必殺、肩グリグリ!」
「痛い……けど、気持ちいい!」
「お前はマゾヒストか! このド変態が!」
「……そ、そこは痛いから! もうちょい右くらいが気持ちいいんだよ」
「お前が『気持ちいい』って言うと、ちょっと……ね」
「ふうん」
「な、なにさ?」
「なんでもねえよ。……まあ、いいや。早く掃除しないと」
「飯は?」
「飯なんざ休み時間にでも食えるし、生徒会室で食ってもいいし」
「そか。んじゃ、掃除しよう」
「はいはい」
満腹になったわけではなかったものの、それなりにいっぱい食べたので、僕は残りは掃除が終わってからと決めて掃除に戻った。
***
「お、終わったー!」
「いやあ、凛が働くとこんなに違うんだね」
「……お前にこき使わされたけどな」
「う、うるさいなっ!」
こき使われたのは事実である。机運びは僕が全部やった。……まあ、箒で埃等をはいたのは僕より恋のほうが圧倒的で、僕2の恋8くらいだと思われる。……とはいえ、力のあるはずの恋が僕に机を運ばせるなんて、本当に鬼畜な女だなあ、と改めて恋を見直す。……そんな見直し方でいいのかな。
「お前、あの日なの?」
「は?」
「いや、唯でさえ力あるんだからさ、少しくらいやってもいいと思うけどな。それで、僕なりに推測したんだが。――お前今日、女の子の日だろ?」
「え」
「いや、何かさっきからめちゃくちゃ怒ってるしさ、朝からお前怒り気味じゃん。でも、何かいつもと違う感じするし。……うーん、匂いが違うのかな?」
「……お前、幼馴染のニオイ嗅いで興奮する変態だったのか。見損なったよ」
「それは大いなる誤解じゃあああっ!」
「よし。後でエリザや会長さんに言いつけてやる」
「エリザはともかく会長は……」
「変態」
「……」
反論できない。「エロゲをプレイしているだろ?」と言われて反論できない。「エロ本持ってるだろ?」と言われても反論できない。……ん? エロゲやエロ本に関しては、一応恋も見たことあるよな。しかも、アレは幼馴染ものだった。……イケるんじゃね? 今回、僕がこの恋という女を倒せるんじゃね?
「お、お前だってエロゲをプレイしてるじゃねえか エロ本だって……」
「うん。私だってやってる。……けどさ、知ってるんだよ?」
「え?」
「凛のパソコンの中にある『Windows_XP』ってフォルダのこと」
「なっ……」
「パスコードは『1212』だよね。凛の誕生日」
「うっ……」
「その奥には更に『Windows』とか『Mac』とかフォルダが続いて、最終的に『Windows』と『Mac』のフォルダが2つ出るところがあって、前者が二次元のエロ画像とエロ動画、後者が三次元のエロ画像とエロ動画。……ねえ?」
「くっ……」
「どう? 自分のプライドをズタズタにされる気分は?」
「……あんまりいい気分じゃない」
「そうか。……なら、もうちょっと難しいパスワードにしておけばよかったのにね。本当、男って性欲の塊だよな」
「確かにお前の言い分は間違っていないけれど、エロゲープレイしている女に『男って性欲の塊だ』とか言われたくないんですけど……」
「……お互い、それは直さないとな」
「ああ」
「でも、愁みたいに視力落としていないだけまだマシなんじゃねえの?」
「そうかもな」
そんな話が続く。朝から何話しているんだよお前らは、と言われるかもしれないけれど、それが僕らのペースってもんだ。
と、そんなこんなで時計を見てみると7時50分だった。生徒たちが入ってきているのは事実だし、もうじきこの教室にも皆入ってくるだろう。
「あ」
と、ここで僕があのことに気づく。
「やべえ。今日、金曜日じゃん……」
「何か有ったん?」
「挨拶……」
「ああ」
そう。今日は金曜日だ。先週は結構寒かったけど、今週はそこまで寒くない。マフラーとかは要らないと思われるし、挨拶もしやすいだろう。
「なあ、恋」
「ん?」
「この戦いが終わったら、俺……結婚するんだ」
「嘘つけ」
「ネタにマジレスカコワルイ」
「うるせえよ」
「んまあ、行ってくるわ」
「はいはい」
恋にそう告げて、僕は箒を片付けて校門の方へと向かっていった。
この作品がフィクションだということを、強調するためにあらすじに付け加えておきました。(結構前からなので、今更って感じの人も居るかも?)
……これはまあ、色々とあるんですが、僕のリアルの友人に居るんですよね。『凛』、『恋』、『里奈』、『咲希』の4人が。まあ、漢字が同じなのは一人だけですけど、何か誤解されると悪いってことで追加しておきました。
余談ですが、リアルの知人の『凛』と『恋』は、Meta2fの彼らと性別逆です。はい。
まあ、それだけです。今後共お願いします。




