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青と買い物

期末テストは一部の例外を除いては点数が上がってる、一部の例外は俺とサエ、理由は言うまでもないだろ。

俺はダイチから有力情報を手に入れた、12月25日はチカの誕生日という事を、クリスマスプレゼントは決まったけど、誕生日プレゼントが決まらない

「カイ、何悩んでるの?」

ダイチか、そういえば今度一緒にプレゼント買いに行くんだった

「誕生日プレゼントの事」

「クリスマスのと一緒で良いんじゃない」

「良くないし、チカが良いって言っても、俺が良くない」

まぁ、良いや、むこうに行ってから決めるか。


下校途中、ミッション1・チカの指のサイズを聞き出せ、これは普通に図る紙みたいなやつと俺の頭を使えば簡単な事だ

「チカ、俺らの相性みてみない?」

「相性って?」

「男の小指と女の薬指、サイズが近ければ近いほど、相性がいいんだって」

実際のところは分かんないけど

「へぇ〜、じゃあはい」

よし、怪しまれずに指のサイズ入手!

「おっ!俺と変わんね、相性抜群だな俺達」

「当たり前だろ」

チカは本当の理由を知らないままクリスマスを迎える事になりそうだな、そう、クリスマスプレゼントはペアリング、ベタだけどこれしか思い浮かばなかった、問題は誕生日の方だよ、明日東京に行くし、その時に考えるか。


プレゼント購入当日、ダイチの付添いという名目で東京へ、珍しい事にチカがすんなり分かってくれた

「フウちゃんはどんなので喜ぶと思う?」

「俺に聞くな、ダイチがこれだって思った物で良いんだよ、臭いかもしれないけど、プレゼントは心だろ」

ダイチがニタニタしてる、俺だってこんな臭い事言いたくないんだよ

「確かに臭いけど、ごもっともだよ」

クリスマスをこんなに意気込んでるなんて始めてだよ、他人にこんなにアドバイスするのも始めてだし、何をプレゼントを悩むのも始めて、クリスマスなんて有っても無くても同じようなものだと思ってたけど、クリスマスってうまく言えないけど最高のイベントだよ。


東京はクリスマスという事を除いては、何一つ変わらなかった、人は忙しいし、街は落ち着かない

「スゲェな、始めて来たけど目が回りそうだよ」

「呑まれるなよ、マイペースに周りを気にするな、疲れるだけだぞ」

時既に遅し、完璧呑まれてるよ、まぁ良いか、ダイチに難しい事言っても無理か

「とりあえず、あのアクセサリーショップ行こう」

近くにあったお店に行く事にした、待ち合わせの時間まで少し時間があったからとりあえず東京に慣れてもらう事にした

「どう?イメージ浮かんだ?」

「何となくね。フウちゃんっていつも髪留めてるだろ」

あんまり注意して見てなかったから見逃してたけど、言われてみるとしてたな

「よく見てるな」

「まぁね。で、髪留めあたりを買おうかな、なんて」

「良いんじゃない、いつでも使えるものだし」

案外まともに考えてるじゃん

「じゃあ次行くか、他に人がいるからソイツが来たら本格的に買うから」

「分かった」


いろいろダイチに東京を案内しながら、俺もチカへのプレゼントのイメージを固めていった、ダイチも空気に慣れてきたらしいし

「にしても、東京の空気、マズイな」

「そんなの今に始まった話じゃないよ」

自然に囲まれて、良い空気の中にいたら、東京に来て息苦しいのは誰でも同じだよ、俺も空気の悪さを感じてたし

「もう時間だから、待ち合わせ場所に行くから」

「うん、誰が来るの?」

「多分知ってるよ」

俺は、待ち合わせをしてる喫茶店みたいな所に行った、薄暗くてモダンな感じのお洒落な内装だ、待ち人の指定でココになった

「アイツもお洒落な所知ってるな」

「男?女?」

「男だよ」

待ち合わせ時間まで時間があるから、ポテトとかをつまみながら、話をして時間を潰した。


ってか、時間過ぎてるし

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